長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

これを知らずして、日本人?

2014-11-16 08:38:57 | Weblog

京都とか奈良にいって、寺の襖絵なんかに「寒山拾得」を見つけ、

それだとわかっただけで、「違いのわかる大人の日本人」みたいな感覚になる。

でもその実なにもわかっていない。寒山は蒔絵を持っていて、文殊菩薩の化身といわれ、

拾得は箒をもっていて普賢菩薩の化身といわれている。ただそれだけではなにもわかっていない。

「知ってるつもり」でしかない。

昨日は、「お花のお稽古」だった。お花もお茶も書も「道」とよばれてきた。

誰でも、すぐに、習うこともなくできることだけど、到達点がない、くらい高く(自己満足であればすぐに到達点に届くけど・・)

一生かけても、わからないことのほうがだんだん多くなるくらい、深い。

珈琲も蕎麦も同じような「道」のような気がする。分けいっても分けいったも青い山(山頭火)だ。

今朝蕎麦を打った後、昨日のお稽古の残りの花を久保さんの焼き締めの「鬼の手」(大ぶりの徳利)に投げ入れてみた。

自分の酒量では大きすぎる徳利が、ぽーっと酒がまわってきたような色気になって花が咲いた。

今日は日曜日なので16時に閉店して、それから「蕎麦無門塾」

「大道無門」という禅語がある。習おうという志があれば、門などなく、誰でもいつでも習うことができますよ、

というような意味か。お坊さんと、お坊さんみたいな人が、入門してくる。天恩感謝。

 


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