長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

味噌をつかった料理

2017-01-28 08:32:09 | Weblog

味噌つくりが始まった。親子できたり、家族できたり、友達といっしょにきたり・・・いろいろなパターンがある。

昨日はとおちゃんと中学校一年生の娘さん。3年目になり、今回は娘さんがひとりで味噌をつくり、とおちゃん

には、そば味噌の作り方を伝授した。東京の蕎麦屋が始めた、といわれるそば味噌は、基本的には、

味噌・そばのみ・ごぼうのささがき・砂糖・みりんで調理する。ぼくは、くるみとか、時によっては、鴨肉などをいれたり

する。手前味噌は、市販のそれとちがって、滋味深い、思い出深い、物語のある味がするに違いないけど、それに

またひと手間かけることにより、最高の独酌の「あて」になる。いっけん、なんにもないようなこんな料理は、素敵な

器にのせてもらいたい。以前そばの雑誌に、久保さんの笹皿に味噌をのせ、そこに紅葉がかざられたのがのったことがある。

そんな器を使うと、家が料亭のような雰囲気になる。

中学一年といえば、先日中一の4人組のこらが、お店にきた。10年やっているけど、中学生が4人で蕎麦を手繰りにくるのは

はじめてだ。ちょうど恵那山に住む仙人さんみたいな人がいた時で、仙人さんもびっくりして「どうして、こんなはいりにくいお店

に中学生がきたの?」(答えは、大田区の中学校で、社会科見学のテーマが、スカイツリーまわりの下街散策で、彼らは、

おもしろそうなカフェにいこうとネットで検索して、天真庵をみつけた、ということだった)

なんか質問していた。「はいりにくい」は余計だけど、仙人が最初そうだったそうだから、まちがえないのだろう。

仙人は彼らに。「せっかく「はいりにくい」お店にはいったんだから、ここにあるいろいろなものをよく見てかえりなさいよ。潜在意識

の底まで残るようなものがあるから」なんて、仙人らしきことものたまっていた。

今日は「満つまめの会」。この会も遠くからお客さまがやってこられる。

そういえば、昨日、アビアントで個展中の生井さんが、アビアントのオーナーといっしょに蕎麦を

手繰りにこられた。昨日のブログには31日まで、と書いたけど、ハガキを見たら「30日まで」でした。あしからず。

ぜひ遊びにいってほしい個展。人生観が変わると思う。天真庵にも、彼の作品は三点飾ってある。昨日は表のショーウィンドウ

の中の絵を見て、声をだして笑う人が何人もいた。笑う門(家)には、福きたり、だ。感謝。

 


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