長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ホーチミンにもスタバがあった。スタバといっても通じないが・・

2013-05-18 08:58:29 | Weblog
先月かその前の月かの新聞で見たけど、ホーチミンにも「スターバックス」
ができた。やはり若者はどこの国でも、あたらしもん好きらしい。
現地のマーケッターに聞いたところによると、家賃が400万らしい。
「あほや」と思ったらしいが、開店以来、毎日の売り上げが家賃くらいに
なるらしい。おそれ多くて、まだスターバックスというお店には入った
ことがないが(ニューヨークからバスでニューポートにいく時、友達が
勝手に買ってきて飲んだのが一度だけ)、若かったら入ってみたい!
ラテという飲み物とベトナムの珈琲の飲み方には共通するもんがある。

そういえば、こないだうちにきた若いくんが「このお店のミルクコーヒーは
おいしいですね」とほめてくれた。「使っているミルクがおいしいんだよ」
と答えたら、真顔で「やっぱり」といわれた。
「この星の若者には、謙遜という言葉がないのか」と、ボスのような顔して
さけびたい気持ちになる。
できたら、ラテとかより、ありのままを味わってもらいたい。

今日は16時で閉店。その後、すばらしいライブがある。
「中国 ときどき 蕎麦 のち 写真 らいぶ 」

演奏:諸井祥子(ヴォーカル)・鈴木順(ギター)

18時半開場 19時開演 ¥1,500(蕎麦・珈琲 付き)   満席御免!


19日(日) タケシィ 三線(サンシン)らいぶ

演奏:タケシィ(三線)&琉球舞踊(mika)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
初めて、沖縄の琉球舞踊の女性も参加してサンシンにあわせて、
踊ってくれる!とても酒が美味い夜になりそうだ!


ホーチミン出張蕎麦会を終え

2013-05-17 10:34:50 | Weblog
月曜日の朝のフライトで初めてホーチミンに到着。
聞いてはいたけど、若い人たちの活気がすごく、道ゆくオートバイ
(50cc、100ccがほとんど)に、三人のりやすごいのは子ども
も入れ、4人でのっていたり、イスやかんばんや道具類を山盛りにして走って
いたり、雨季なので毎日のようにスコールや雷がきても、家族ことすっぽり包む
レインコートが道端で売られていて、みんなそんなことでは屈しない強さがある。
「いたる処に青山あり」というけど、そんな街に旅した縁で、終の棲家にしたり、
企業して現地の人らといっしょに会社を経営している人たちが、2日間の「蕎麦会」
にあまたきていただき、なんか反対に元気をいただいた感じ。

びん棒こと、蕎麦ののし棒は空港でなんども「つり竿?」とか「剣道?」とか疑わしい目
で見られたけど、無事に東京とホーチミンの空を往復できた。
蕎麦会の様子はホーチミンの雑誌でも今月24日に紹介されるらしい。
あの人切り包丁みたいなそば包丁も、あやしい白い粉(蕎麦粉)もトランクにいれれば
なんとか通過できることもわかったし、また座敷に声がかかれば蕎麦芸者よろしくホーチミン
でもハノイでもミャンマーでも蕎麦会をやりたいと思う。
まったくベトナム語はわからないけど、主催してくれたnikkoホテルの料理人たちや、
二日目のレストランの人たちとも、情熱大陸風?に、日本語で説明しながら蕎麦打ちの極意を
お伝えたことができたのは、ほんとうによかった。今回のために、のし板を作ってくれたり、蕎麦粉を
運んでくれたり、場所を提供してくれたり、時間をさいて蕎麦を食べにきてくれた人たちに、感謝感謝。
春慶寺の蕎麦会で出会って今回の蕎麦会を企画してくれた清水さんに感謝。ホーチミンに足をむけて
寝れなくなった。(方向音痴なのでそれがどの方向かはわからないが)

最終日の前に少しはしゃぎすぎて、ダウンタウンの屋台みたいなところで、フォーなどを香草たっぷり
かけて食べたり、氷の入った飲み物を飲みすぎて、おなかが下り、夜中に救急車を呼んで一日入院した
「想いで」もできた。やはる生きているうちに「旅」をするのはいいね。
帰りの飛行機の中は、食事をせず、アップルジュースだけで耐えた。
これから仕込みをして、夕方にはきっと腹がすくだろう。おかゆとうめぼしが今日の予定。


明日18日(土)は16時閉店。中国 ときどき 蕎麦 のち 写真 らいぶ

演奏:諸井祥子(ヴォーカル)・鈴木順(ギター)

18時半開場 19時開演 ¥1,500(蕎麦・珈琲 付き)   満席御免!


19日(日) タケシィ 三線(サンシン)らいぶ

演奏:タケシィ(三線)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
初めて、沖縄の琉球舞踊の女性も参加してサンシンにあわせて、
踊ってくれる!とても酒が美味い夜になりそうだ!



ホーチミンまで出張蕎麦会

2013-05-12 08:02:42 | Weblog
先週青山の古本屋で、加藤さんの蕎麦打ちの本を見つけた。
一冊持っているし、ほかの雑誌を運べるだけ買ったので、買わなかったけど名著。
山梨で自然農法をやりまがら、「翁」の高橋さん、つまりわたくしの師匠に
蕎麦打ちを習い、「出張蕎麦職人」として大活躍した人だ。昨年、天真庵にも
遊びにきてくれた。

ぼくも蕎麦を打ち始めのころ、九州のお医者さんの集まり、京都黒谷(八重の桜にもゆかりの寺)
の梅見の会、山仲間たちのキャンプ地などにいって、出張蕎麦をふるまいながら、蕎麦の修行に
はげんだ時期がある。どれも「味にうるさい面々」で、めんくらいながら、びん棒を振り回して
いた。久しぶりに、というより、押上にきて初めてやった「春慶寺の蕎麦会」で、ホーチミンと
ご縁をいただいて、今回の出張蕎麦会をやることになった。

本日16時に閉店し、蕎麦打ち教室となんとなく蕎麦を喰う会がおわると、明日の早朝に
出発する。今日の蕎麦打ちとなんとなくの面々も、いっしょなので、さしずめ今日は、
「壮行会」になる。

金曜日に帰ってくるので、18日(土)は、営業を16時までやる。
その夜と次の日は素敵なライブ。


18日(土)中国 ときどき 蕎麦 のち 写真 らいぶ

演奏:諸井祥子(ヴォーカル)・鈴木順(ギター)

18時半開場 19時開演 ¥1,500(蕎麦・珈琲 付き)   満席御免!


19日(日) タケシィ 三線(サンシン)らいぶ

演奏:タケシィ(三線)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
初めて、沖縄の琉球舞踊の女性も参加してサンシンにあわせて、
踊ってくれる!とても酒が美味い夜になりそうだ!




友の遠方より来る またうれしからずや

2013-05-11 08:49:05 | Weblog
会社を立ちあげてから30年になる。
30年前に晴海であったコンピュータのショーで出会った友達が
蕎麦を手繰りにきた。九州を旅してきたらしい。写真を見たら、
「あ、あそこだ」というのがわかった。最近連続していった「日の影」
。高千穂から日向に向かう、いわゆる神話街道にあり、五ヶ瀬川沿
にある小さな町。

延岡から高千穂を結んでいた「日の影線?」が廃線となり、駅は
「日之影駅温泉」になり、横に使われなくなった列車の車両が宿泊施設に
なっている。両親の里が延岡だったので、なんどかその列車で旅をした記憶
がある。五ヶ瀬川の河べりの風景や、新緑やちおしょうちょが窓から入って
くるような伊吹に「ここはじゃんぐるだ」と、幼き好奇心が胸打った。
ぼくにまだ余白があり、縁があれば、日之影か、福岡の星野村あたりに、
「天真庵」をつくりたいと時々強く思ったりしている。
その友達の友達が日之影に土地をもっている話を聞いた。30年らいのお金持ちの
友達に「その土地を買って、古民家を移築し、死んだら野村に譲る、と一筆したためて
くれたら、うれしい」と冗談でなく真顔で聞いたら、「考えてみる」と真顔で答えてくれた。
孔子先生も筆頭に言われたように、「友の遠方より来る またうれしからずや」だ。
いい友を持つと、来生までの「夢」が共有できて、いい。

閉店直後に墨田区観光協会の偉い人が「福岡から偉い人がきたので紹介します」
といって、のれんをくぐってきた。
顔を観ておもわず「おお!」と叫んだ。ヒゴモンズ、という熊本出身の若者
が集う会の三代目の会長をしていた「いでっち」だ。バルウォーク福岡などを
企画して、福岡を盛りあげてくれてるらしい。
これまた「友の遠方より来る うれしからずや」で、二階のちゃぶ台で三人で
「これからの日本を盛り上げる夢」を語った。
いい人生をおくろうと思ったら、「いい友達」をもつこと。いい友達を
つくるコツは、まず自分がいい友達になることだ。

今日は19時まで営業。その後は、「スケッチの会」

明日は16時で閉店。それから「蕎麦打ち教室」&「なんとなく蕎麦を喰う会」
明日参加する元気な女子たちが、助手?になっていっしょにホーチミンにいくことになった。
珍道中になりそうだ。彼女たちは熱心に珈琲塾にも参加してくれている。
近い将来、「エチオピアで蕎麦と珈琲の会」みたいな計画ができたら、きっといっしょに
アフリカまで同行しそうなくらい元気な子らだ。

月曜日から金曜日まで「ホーチミンで蕎麦会」

下町猫道散歩マップの記事が昨日の朝日新聞で大きく紹介された

2013-05-10 08:23:04 | Weblog
こないだブログでも紹介した「下町猫道散歩マップ」が昨日の
朝日の朝刊にでた。朝食の後に読んで、てくてくお店に歩いて
いると、その仕掛け人のスマイルキッチンの京子さんが、犬の散歩を
しながら携帯電話をしていた。会釈だけして、先を急いでいると、背中
に「待って」というような声が聞こえた?ので携帯が終わるまで待って
いたら、袋から掲載紙をだそうとしたので、「5分前に読んだんで、ほかの人にあげて」と
いって、別れた。十間橋通りの朝日新聞のお店からもってきたのだと分かった。そこの主人、
みわちゃんは、この街を元気にする人の応援団。うちのライブにも、ちょくちょく来てくれる。

午前中は「卒啄珈琲塾」。めったに入らないような上等のモカとガテマラが手に入ったので、
みんなで焙煎して、ストレートで飲んで、ブレンドしてお土産にした。みんな「魂」が入るレベル
まで焙煎技術も珈琲の入れ方もうまくなってきた。近くで「古本屋カフェ」の計画倒れ中のみかみくん
にも目をつけられそうなくらい。

午後は「煎茶のお稽古」に表参道にいく。表参道にいくと、古本屋とか骨董屋によったり、青山ブックセンターにいったり、大坊珈琲
で珈琲を飲んだりしながら、寄り道をして教室にいく。寄り道が過ぎて、いけなくなることもしばしば・・骨董屋の主人がお茶やお酒
を振る舞ってくれたりすると、つい時間をわすれ、話し込んだり、気が大きくなって、財布の中が空になったり、空の財布に借用書が
入ったりすることもある。
昨日は、中国の書の本や、古い生け花の本などをリュックいっぱいにして、なんとか教室にもぐりこんだ。
最近木曜日には、道玄坂で骨董屋を営む女性がきている。夏目雅子似ではないが、身分は「時代屋の女房」である。
また煎茶の教室にたどりつくまで障害物がひとつ増えた。

今日は「ねんどの会」
明日が「スケッチの会」
どちらも、「同じ窯の蕎麦を喰う会付き」で3000円。
これまでうちの勉強会のことをお店のある地名からとって「文花的寺子屋」(墨田区文花一丁目)といってきたが、
これからは、「おなかま塾」にしようか?と今思いついた。「同じ釜のめしならぬ蕎麦を喰いながらの塾」
「な」をとると、意味が違ってくるが・・

来週の13日(月)から17日(金)までは、「ホーチミン出張蕎麦会」
のため、休業します。

ボクシングと酒はいけない!

2013-05-08 09:22:43 | Weblog
ヨメクラボクシングジムに10年くらい通っていたころがある。
板橋にあった天真庵から、グローブをもって、明治通りをてくてく歩いて
30分かけて目白まで歩いていっていた。
クレージーキムや保住など重量級のチャンピオンがいて、毎月のように
後楽園ホールのリングサイドで、仲間たちを応援していた。彼らが減量
しながら試合までコンディション作りをし、リングの上で死闘している
時に、片手に生ビールという気分になれず、試合が終わって近くの居酒屋
で、乾杯や残念会をしていた。

最近はテレビで観戦することが多いので、日本酒や焼酎を飲みながら見る。
先日も世界戦を二試合みながら、酒を飲んでいたら、うとうとしてしまって、
肝心なKOシーンを観そこなった。残念。

今日はこれから「卒啄珈琲塾」で午後は「無茶しぃの会」
夜はまたボクシングがある。
涼しい朝だったけど、白熱の夜になりそうだ。

売茶翁没後250年。今日は「売茶翁」の書を飾って
煎茶を楽しみたいと思う。

英語で蕎麦会

2013-05-07 08:28:00 | Weblog
ながい連休が終わった。今日からまた日常になる。
朝から強い風が吹いている。長屋の街に住んでいると、
風や雨が気になる。ネコの様子も気になる。
今年の正月までは、休符というネコと、チビとチビの子
が4匹いて、用心棒?みたいなマロもいて、合計で7匹
のノラがいた。子猫の3匹が里親がみつかり、残り物に
福があるという「福」も里親に引き取られることになっていた
1月16日に大雪が降り、チビと福が旅立った。
マロも最近みなくなり、「休符」だけが残って、毎日
きまぐれな時間にあらわれる。チビと福が昇華したという現実を
受け止められなくて、今だに夕方になると、彼らと過ごした大家さん
ちの庭で、残像を探すように悲しい鳴き声をだす。野良だけど、情の
熱い子である。利害得失に関係なく愛す、という美しさは人の世
だけの話ではない。生きとし生けるもの、みないっしょ。

今日は「英語で蕎麦会」
ときどき、中国人や韓国人や北欧の人たち参加するように
なった。今日はフランス人がくるらしい。英語圏ではない国
の人たちと英語で話をする、というのもとても勉強になる。


8日、9日が「卒啄珈琲塾&無茶しぃの会」
10日(金)が「ねんどの会」
11日(土)が「スケッチの会」
12日(日)が「蕎麦打ちの会」「なんとなく蕎麦を喰う会」

18日(土)中国 ときどき 蕎麦 のち 写真 らいぶ

演奏:諸井祥子(ヴォーカル)・鈴木順(ギター)

18時半開場 19時開演 ¥1,500(蕎麦・珈琲 付き)


19日(日) タケシィ 三線(サンシン)らいぶ

演奏:タケシィ(三線)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

今朝は卵かけごはんの日

2013-05-06 07:36:47 | Weblog
昨日も晴天で人がいっぱいでてた様子。
アラカンというか、もうだいぶ年なので「てんてこ」が続くと、
体があちこち悲鳴をあげる。
きのうは16時で終わり。義理の母の「喜祝」の祝い事があったので、
JR蒲田までいく。押上の駅がごったがえしていた。多国籍な
街になっている。JR蒲田界隈は、人口密度からいうと、飲み屋の数
が日本一らしい。普通の家の一階が居酒屋だったり、スナックだったりすることが
多いが、最近は空港の再整備による開発などから、チェーン店におされ、個人で
経営しているお店が苦戦しているような気もする。

昨日は子どもの日。40年近く子どもの数が減っているらしいが、天真庵のまわりは
ベビーラッシュだし、昨日の宴も半分が姪っ子や甥っ子たちで、若い命のパワー
をいただいた。若い芸術家たちや、幼き子どもたいが元気な国であってほしいものだ。

明日7日(火)が「英語で蕎麦会」
子どもが生まれて、ますますはりきっている岩本先生の楽しい英会話。

8日、9日が「卒啄珈琲塾&無茶しぃの会」

18日(土)中国 ときどき 蕎麦 のち 写真 らいぶ

演奏:諸井祥子(ヴォーカル)・鈴木順(ギター)

18時半開場 19時開演 ¥1,500(蕎麦・珈琲 付き)


19日(日) タケシィ 三線(サンシン)らいぶ

演奏:タケシィ(三線)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)


下町猫道散歩マップを片手にぶらぶらするゴールデン梯子

2013-05-05 08:26:14 | Weblog
押上の駅の近くに「スマイルキッチン」というカフェがある。
押上のかあさんみたいに元気で包容力のある女将・京子さんが
その名のとおりいつも笑顔でチーパッパと元気になる食事などを供する
お店。その京子さんが声をかけ、「下町猫道散歩マップ」というのができた。
瀬戸内海を高速道路で渡る時にいつも感じるのだけど、海や島というのは、
舟にのった目線で見るのがいい。桜や花火もマンションの上から見るより、
地べたでみるほうがいい。とくに、桜の一番は、きれいな女性の膝枕で見る
のがいい、というのが男の永遠の憧憬である、うん。
昨年の6月にスカイツリーの上から、下町を見たけど、この街は、路地裏
なんかを猫が散歩するような目線で見るのが、最高やと思う。

ゴールデンウィークも後半戦になった。人ごみの中で都会を感じるのも、
こいのぼりの日のおのぼりさんで、いいけど、この「下町猫道散歩マップ」
をみながら、界隈のお店を歩いてまわるのも一考だ。
界隈には、「押上猫子」というカフェもある。ここのランチも評判だ。
観光というのは、どんな光を観ることなんやろか?
やっぱり、その町に住んでいる人たちの営みなんかが垣間見れる場所の中に、
違和感なくそうろうと入り込めた時に、ワクワクする気分が最高潮になる。いに
最近は「bunkan」のモーニングを食べながら新聞を読む、というのがなんやら、
頭の休養をとるに最高だと思っている。関西弁をしずかにしゃべる「アツシくん」
のいれる珈琲も、いくたんびにおいしくなってくる。
近くにできた「むーむー珈琲」(正確な言い方ではなさそ)も、いい感じだ。
猫道を、犬がマーキングしながら歩くように、力をぬいて、たちしょんでもするような
気分で歩いてみると、押上の町は、ちがった町に見える。

少し疲れて、三丁目の夕日が見える自分になったら、うちへ「ほぼぶらじる」を
飲みにくればいい。(今日は日曜日で、16時に閉店。なのでたわごと)

喫茶去には外車の人が反応する?

2013-05-04 08:10:34 | Weblog
「休符」というノラ猫が遊ぶオープンエアーなところに、「喫茶去」(きっさこ)
と書いた看板をだして、ひと月くらいなる。ここで「もなかや」を週末にやっていた
あだちちゃんが書いた看板。当時は、その看板を木の小槌で「ぽんぽんぽん」と
三回鳴らしてもらうと、「あ、お客さんだ」というシグナルだった。よくお寺などで
みるアレだ。喫茶去もよく禅寺で見かける。お茶だとか、飯だろか、厠、とか毎日
毎日繰り返される日常の作務の中にこそ、修行があることの象徴みたいな言葉。
茶を供する場所を「喫茶店」としたことも、よろこばしい日本の文化だと思う。
最近は「カフェ」というくくりで言われることが多いけど、界隈にもいっぱい
喫茶店ができてきた。

昨日も来店されるお客さんの9割は「珈琲」を飲まれるけど、やはり9割
近い人が「そば」を所望される。
夕方、その「喫茶去」の前に、しばらく外車がとまっていて、その後近くの
パーキングから、なかなかナイスな中年のご夫婦がやってこられ、蕎麦を食べた
後、玉露を飲みながら、「キッサコの話」をした。
先週も、ベンツにのった中年のおっちゃんとその息子みたいな人
が、同じような動線でやってこられ、蕎麦を手繰り、ほぼブラジルを飲みながら
「キッサコの話」をした。
「看板」というのも大事なもんやな、と感心。今日はその看板を書いた、看板娘
が遊びにくるらしい。ほめてやらねば・・

店の前には、すし屋ができて、大きな看板やのぼりみたいなんが昼間からひるがえって
いる。うちは相変わらず、誰も読めない「天真庵」という看板と、ほとんど読めない
「喫茶去」という看板。でも「この店に入ろう」と覚悟がある人がやってくる。変な店。