※画像はイメージです。。。
としこちゃんのおうちは、冨田商店といいます。
小学生のとしこちゃんは、ある日、お使いに行かされました。
近くの料亭に、支払いをしてくるようにと、言われたのです。
としこちゃんは、その料亭の戸を開けて、「あのう…」と、声を掛けました。
すると、お店の人が出てきて、怖い声で言いました。
「辻占なら、お断りだよ!
」
としこちゃんは、いっしゅん、帰ろうかと思いましたが、勇気を出して言いました。
「あのう、冨田ですけど、支払いに来ました…」
料亭の人は、声も態度も別人のように、
「あらあら、冨田さんの
」
と、激変しました。
そのときのことが、70年以上経っても忘れられない、としこちゃんなのでした。
(めざましテレビ『きょうのわんこ』風に終わる)
ところで、辻占(つじうら)とは、なんぞや。
ウィキペディアには、こうありました。
【夕方に辻(交叉点)に立って、通りすがりの人々が話す言葉の内容を元に占うものであった。-中略-
江戸時代には、辻に子供が立って御籤(これも一種の占いである)を売るようになり、これも辻占と呼んだ。】
としこちゃん、江戸時代には、さすがにいなかったと思うけど。
【としこプロフィール
3男2女の母。 孫9人。 曾孫1人。 朝、寝坊すると、猫のテンちゃんに顔をツンツンつつかれる。】