峰猫屋敷

覚え書と自己満足の場所

トトとカラス

2009年04月24日 12時35分04秒 | 動物や昆虫など生き物の話
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公園を散歩中
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下の小さい写真をマウスでなぞると上に表示。




iinaさんのblog、もののはじめ で見かけた写真の載せ方にトライしてみました。
ある日の散歩中のトトですが、カラスはわかりますか?
真昼間の公園を、全裸で徘徊する1匹と1羽です。




こちらは、昨日撮ったばかりのトト。↓
このところいろいろあって、少し痩せました。




喜びと悲しみと

2009年04月11日 20時08分32秒 | 最近の出来事
皆様、温かいお祝いのお言葉をありがとうございます。
章魚庵さん と、柳女さん のお祝い記事も楽しく拝見ました。
心からお礼申し上げます。

で、ここでもパーッといつものウカレポンチぶりを発揮するかと思いきや…なのです。
今回は、ちょっと深刻で長くなります。 すみません。


若い頃、妹や甥や姪の誕生日に絵本を描いてプレゼントしました。
義姉は、「峰ちゃん、才能あるわよ!」 と言ってくれました。
しかし、それらはあくまで個人的なプレゼントだったし、ずっと絵本を描き続けて精進してたわけでもありませんでした。

数年前、義姉は、通っているキリスト教会で親しくさせて戴いていた絵本の出版社K社のS社長に、私が昔 甥や姪のために描いた絵本を見せてくれました。
私としてはそんな昔のものを…と思いましたし、Sさんも、
「これはお子さんたちのために描かれたものですから…」 とだけ言って、返して下さいました。
でも、私は義姉の気持ちが嬉しかった。
ちょうど実家が一番大変な時期で、長年住み慣れた家も手放さなければならないときでもありました。
義姉が深刻な病に侵され、手術をしたのもこのころだったと思います。

私は義姉の気持ちに応えたい思いと、Sさんには何十年も前の作品を見て戴いたことも心苦しく、もうひとつ新しく描いて見て戴きました。
(結果的には却って申し訳ないことしたような気もしますが)
Sさんは直接電話を下さって、ご高齢であるにも係わらず結構長い時間、細かく批評してくださいました。
褒め言葉はひとつもなかっただけに、批評するにも気が重かったであろうと思われます。
それでも全くの素人が、その道をずっと歩んでこられたSさんに作品について丁寧に言って戴けるというのは有難いことだと思いました。

今年に入って、私が過去 何度も応募してきた賞の大賞に選ばれたという電話を戴いたとき、義姉は入院していました。
見舞いに行くとすっかり痩せてしまった義姉は、私から受賞の話を聞くと同時に顔をパッと輝かせて、
「やっぱり! 峰ちゃんおめでとう!」 と言ってくれました。
その後、退院したのですが、また入院したと聞きました。
姪からは容態が深刻であることを聞きましたが、まだ大丈夫と信じたかった。

4月8日の朝、母から電話が掛かってきました。
泣きながら。

翌日9日の夜に義姉が通っていた教会で、前夜式。 10日に葬送式。
10日の夜は私の受賞式でもありました。

10日の葬送式には、Sさんがいらっしゃいました。
Sさんは私のことも気にかけてくださっていました。
私はまず批評を戴いたことについて改めてお礼を申し上げ、それから大賞を受賞したことを報告しました。
Sさんはとても喜んでくださり、その日が その受賞式であることの奇縁にたいへん驚いておられました。

義姉の最後のお別れのとき、さらに痩せてしまったけれど美しく化粧していた義姉に向かって、私は、
「ありがとう」 と何度も言おうとしたけれど、嗚咽してしまって言葉になりませんでした。

義姉を乗せた車が葬祭場に向かうのを見送ったあと、私は受賞式の会場へと向かいました。




寛子おねえさん、本当にありがとう。

7. おまけ

2009年04月07日 09時00分00秒 | 自作品
※ この記事は4/7午前中限定公開です

やっと終わったと思ったことでしょうが、おまけとして、当時ポプラ社の編集者さんが寄せてくださった感想も嬉しかったので無断掲載します。


         


●2005年06月14日(第912回) スヌッペ

とうとう、梅雨入り。自転車通勤を旨とするすぬっぺには、厳しい季節となりました。
でも、紫陽花がきれいだから、まあいいかな。

さて、こうして春が過ぎ、梅雨がきて、何気ない一日というのが、どんどん降り積もっていきますが、私たちは決して、日常生活とか、平凡な日々というものを、つまらなく見送るべきではないのです!
……なんて、めずらしく息巻いているのは、他でもない、

○○(※注)さんの「卵の位置についての考察」を読ませていただいたからなのです。

これは、タイトルからもうかがえる通り、我々の生活におけるちょっとしたシーンを、意外な手さばきで切り取り、独特のこだわりをもって考察を加えている作品です。

・スーパーにおける、卵の配置問題
・回転寿司に入店するタイミングの問題
・レジ選び問題
などなど。

あぁ、そうそう。それは確かに、考察・熟考に値する議題だなあ!と思わずうなってしまうラインナップで、しかもテンポのよい読みやすい文章だったので、ほんとうに、一気に読めました。クックと笑いをこらえながら。

これからも、ぜひこのシリーズをやってほしいですね。個人的に、私も、この手の議題はかなり抱えているタイプなので、すごく共感しますし。○○さん、これからもがんばっていろいろ追究していってくださいね!!


          


●2005年06月21日(第917回) そのつど太郎

『卵の位置についての考察』については、すでに「すぬっぺ」が書いているが、やっぱり面白いなあ。○○さんのエッセイだ。

きょう○○さんにぜひ、どんどん書いてもらいたいと願いを込めて思い出話を書こうと思う。エッセイのネタの提供もかねて!

スーパーの卵の位置について考察するというのは、何より着眼点がいい。それだけで惹かれるものがある。要するにこの人、センスがいいのだ。で、わたしは「スーパー」で思い出したことがある。

学生時代、先に就職した先輩がいて、まあTさんと呼ぼう。その人がつとめたのは、ナショナルチェーンのスーパー。働き出して半年くらいしてあったら、すっかり社会人の顔になって、苦労話を聞かせてくれた。

「あのさあ、値段って、微妙なんだよ。微妙な差、たとえば1円の差とかに主婦は反応するわけ。1円安い豆腐を買うのに、200円のバス代払って買いにきたりする。そんでさあ、その豆腐でこないだ失敗しちゃってね。なにかというと、落っことしちゃったの。その日の目玉商品だったのに、ずらっと並べた山の3分の1くらいを崩して床に落としてしまった。びびったよ。で、どうしたと思う?」
「さあ、どうしたんですか。(なんか得意げだなあ)」
「あのね。ここがオレのすごいとこなんだけど。」
「なんですか?(けっきょく自慢かよ)」
「ぐちゃぐちゃになった豆腐をあつめて、ポップを立てた。なんて書いたと思う?」
「知りません。(はやく言え!)」
「麻婆豆腐専用の豆腐です!それで完売だよ、完売。すごいでしょう?」
なるほど。ちょっとすごいかも。でもほんとの話か?
わかんないけど、社会人になった先輩が偉く見えたのは確かだった。

そんなことを思い出しつつ、「微妙な値段」とか、生活の「微妙な判断」があつまるスーパーという場所は、おもしろいなあとそそられた。「卵の位置」なんて、ほんとうに面白いと思う。だからスーパーだけでネタを集めて書くというのも一案ではないだろうか。というご提案。

それで、もうひとつあえて言わせてもらうと、「考察」に加えて、「調べてみました」というのがあるともっと面白いかも。なぜなのか、さんざん考察したと、取材する。すると「やっぱり」かもしれないし、「なんだそんなことだったの!」という驚きの理由が出てきたりする。あるいはぜんぜん理由なんかなかったり。人間の「考察」そのものを対象化して面白がるために、「事実」をスパイスとしてきかせる。そんなエッセイがあったら、読んでみたいなあと思った。

いかがなものでしょうか? まあ思いつきですが。
でも、楽しいので、これからも期待してます!


          


●2005年07月28日(第943回) れんこん

la la la 回転寿司
どの寿司をつまみましょう
可憐な私に似合う寿司
ベロのようなマグロ
目玉おやじ集団のようなイクラ
私のお寿司は どれかしら
(○○作、「乙女ちっくな回転寿司の歌」より)

3度のご飯より寿司好き! なわたしの心をわしづかみにする作品に出会いました。回転寿司にひとりで挑む乙女の恥じらいと、店員との微妙なコミュニケーションの間合いを表現していると思います。わたしも、しばしば単独で寿司屋へ行きますが、周囲のひとに「ひとりで寿司とは、なんてわびしいやつ」と思われているのではないかと、必要以上に自意識過剰になってしまいます。

このほかにも、「入店のタイミングについての考察」や表題にもなっている「卵の位置についての考察」など、日常的的な行動に伴うタイミングの妙が紹介されています。一読すれば、「あるある、こういうこと」と思えるシーンが、見つかるのではないでしょうか。

今度寿司屋に入るときは、○○さんの「回転寿司の歌」を心の中で復唱すれば、きっとだいじょうぶ。そんな気がしてきました。





※注 
○○はそのとき使っていたペンネームですが、このときコメント下さった方 (編集者さんではない) といろいろあって、ポプラ社のサイトにもご迷惑を掛けたので、この名前は封印しました。


6. 【幸運グッズの広告考】

2009年04月06日 09時00分00秒 | 自作品
雑誌の広告に、よくあるでしょう。
幸運グッズの通販。
ペンダント、ブレスレット、キーホルダーなどいろいろ。

その体験談がなかなか面白い。
その幸運グッズを身に付けてから宝くじに当たっただの、
イケメン風のオトコから告白されて付き合うようになっただの、
アイドルと密かに交際するようになっただの。

絶対嘘だ! 
と思いながら面白くて読んでしまう。

もう何年も前だが、その手の体験談の中にこんなのがあった。
「いつもは横断歩道を渡ろうとしても車がなかなか止まってくれないのに、
これを身に付けたとたん、車が止まってくれたんです! その効果にもうびっくり」

もしも全ての体験談が本当だったとしても、
一番幸せな人はこの人だと確信している。


おわり


5. 【スーパーにおけるレジ考】

2009年04月05日 09時00分00秒 | 自作品
スーパーのレジ。
そこは一瞬にして あらゆることを洞察しなければならない、
競争の場所。

何人待ちか。
誰でもまず、そこを見る。

しかし、ただ人数だけでは、順番待ちの時間的長さを見抜けやしない。
前に並ぶ人の、カゴの中身の多さ。
例え、一人しかいなくても、そのカゴに大量の商品がゴチャゴチャと入っていれば、
少量の商品を持って並ぶ3人待ちよりも時間はかかる。
これも、誰もが見るところだ。

次は、レジ係りの能力。
胸に『実習中』の札を付けている人は もちろんのこと、
実習中でなくても、ひどく動作の鈍い人もいる。
また、同じ商品を個数でまとめ打ちする人もいれば、
一つ一つバーコードのチェックする人もいる。
(ただ、まとめ打ちの場合、微妙に違う商品も同じにされる場合もある)

そして最後に、前に並ぶ人を見定める。
いくら商品が早く通過しても、
お金を払うときに もたもたされては、
遅くなってしまう。

お年よりの場合、このときに時間が掛かることが多いのだ。
これは決して差別でなく、あくまでもレジ通過に関する区別である。
お金をつまみ出し、判別するのに苦労する様子は、
明日は我が身であるし、寛大な気持ちで待ちはするが、
この場合は区別させていただこう。

そして、男性。
彼らは重い小銭を処理しようとして、機能的とはいえない財布から、
ジャラジャラ細かい小銭を出す。
これが時間が掛かるのだ。

その点、女性の財布は小銭の種類で分けられるものもあり、
また、集金などで必要になる場合が多いので、
小銭処理に重点を置かずに、潔く釣りをもらう。
女性の財布がやたら大きいのは、ちゃんと理由がある。
(その中味の多くはポイントカードだが)

ただし、子供の小遣いを両替したてで、
異様に小銭入れ部分が膨らんでいるときは、要注意だ。
1358円の会計に、
千円札1枚、百円玉1個、50円玉2個、十円玉14個、
5円玉2個、1円玉8個で払うこともある。

以上のことを、咄嗟に吟味し、レジに並ぶ。

おっと、もうひとつ気をつけなければならないことがある。
閉まっているレジだ。

突然、その場所にレジ係が現れ、
「お先にお待ちのお客さまからどうぞ~」
と、声を上げることがある。
お先にお待ちの・・・と言われても、
並び直すことができるのは、せいぜい隣のレジ列の人間だ。
その可能性を考えると、多少時間は掛かりそうでも
閉まっているレジ横に並ぶのも、ひとつの方法である。

さて、このように全神経を集中させて並んだレジでも、
結局一番遅くなってしまうこともある。
実際私は、会計の直前にレジ係の男の子に鼻血を出された。
必死で鼻を抑えながら、
「ふみまへん。ほかのレジに行ってくらはい」
と言われて、誰が逆らえようか。

そういうときは こう考えよう。
人生幸せと不幸せはプラスマイナスゼロ。
このアンラッキーは、他のラッキーのためなのさ!



つづく

4. 【乙女ちっくな寿司の歌】

2009年04月04日 09時00分00秒 | 自作品
(資料5・『回転寿司の意義と喜び』より抜粋)


la la la 回転寿司
どの寿司をつまみましょう
可憐な私に似合う寿司
ベロのようなマグロ
目玉おやじ集団のようなイクラ
私のお寿司は どれかしら

お好きなネタをご注文下さい?
ダメよダメダメ 甘えないで
私の好みを当ててごらん
これと思わばその寿司を 
たくさん握ってちょうだいね

これも違う あれも違う
期待を込めて遠くを見れば
やっときたきた可愛いウニちゃん

oi oi oi
なにするの その家族
いっぺんに3皿取るとはふてぇ奴
前に来るまでに なくなるわ

だけどダメヨ
注文なんてできないわ
恥かしがり屋の乙女の私
運命の寿司が流れてきて
微笑んでくれるのを待つだけよ

la la la 回転寿司
出会いを待つ 回転寿司
新しいネタの工夫も見どころよ

la la la 回転寿司
目を離されたガキが 
流れゆく寿司を指で突つくよ

la la la 回転寿司
今日もそこには
ドラマが生まれる




つづく


3. 【入店のタイミングについての考察 ②】

2009年04月03日 09時00分00秒 | 自作品
では次に、回転寿司の入店のタイミングについて。
全て一皿100円。なのに種類が多い店。人気あるのであります。

昼時夕食時などはいつも混んでいて、入り口で名前書いて待つことしばし。
今度は空いてるときに行ってやる、と誓って、
次はお昼前に行ったとしましょう。
これは良いのです。
店側は、まだ客が少ないことを見込んで、座らせる場所を限定する。
寿司はいたずらに長い距離を旅することなく、
客のいる場所だけを、効率的にくるりくるりと回るわけであります。

ところが、お昼と夕方の中間くらいに入るのはいけません。
昼からの客がぽつりぽつりと抜ける頃。
店内にまばらに客が残るわけです。
店としても、食事中の客に
「席を移動してください」 というわけにもいきません。
はるばるコンベア全てを旅する寿司たちは、疲れ切った顔をしながら、
さらに長く回りつづけます。

当然職人さんも、寿司を作るのを見合わせる。
種類も品数も少なくなっていくのであります。
少ない寿司が、間をあけて広い店内を行進する。
まさに 「八甲田山死の彷徨」 の悲劇を彷彿とさせる光景なのであります。

今、そんなの注文すりゃいいじゃん、と言った人。
誰ですか。
資料5枚目の、 「回転寿司の意義と喜び」 を読んでもらって、
レポートを提出してもらいますよ!

ああ! もう!
資料はマスモトさんちじゃん!!



つづく


2. 【入店のタイミングについての考察 ①】

2009年04月02日 09時00分00秒 | 自作品
えー、きょうの講義はデパートなどにおける、
入店のタイミングについて、で、よろしいですね?
では、先日渡した資料の3枚目をご覧下さい。
はい? 資料なんて渡されてない?
えーと…先日家を出るとき、回覧板と一緒に資料を持って家を出て…と…。
あいたったった。
回覧板と一緒に隣の家に置いてきて、それっきりだっけ。
マスモトさんもマスモトさんだなあ。
気が付いてすぐ返してくれればよいものを。

おっと、失礼しました。
では、今回は資料なしで講義を進めますので、
ノートをしっかり取るように。

まずデパートですが、みなさんは10時の開店と同時に
入店したことがあるでしょうか。
なければ、是非、行ってみてください。
10時よりは少し前に、入口のガラス扉の外で待つといいですね。
同じようにデパ開き待ちの方々の観察もできます。
9時57分頃になると、ガラスの内部に制服の人が立って、
チラチラと時計を見ながら他の従業員と言葉を交したりします。
ま、これはデパートによっても違いますので、
それぞれ実地でご覧になると良いでしょう。

さて、いよいよ10時。
開店のアナウンスとともに、ガラス扉の鍵を開け、
従業員一同が扉の前の通路の両脇に、ずらりと並んで、
「いらっしゃいませ」と言いながら頭を下げます。

これです。
これが、開店同時入店の醍醐味。
いちいち頭下げられて、どう対応して良いかわからない客心理。
やっとそこを通りすぎ、エスカレーターに乗る。
しかし各階に辿りつくたびに、その階の従業員の出迎え!
8階大催事場に辿りつくまでに、精神ヘトヘト。

実は私、この開店同時入店を最初に体験したのは、
客としてではなく、デパートのバイトの店員としてでありました。
開店アナウンス直前に並び、迎え撃つ立場です。
いや、撃っちゃいけません、撃っちゃ。
頭下げるのです。
見ると客は、反応に困っているのであります。
さもありなん。

いちいち挨拶を返してくれる客。
知らん顔して通りすぎる客。
照れ笑いしながら目的場所へ急ぐ客。

さて、その後数年して、
今度は客の立場で開店同時入店を果たすときが来るのでありますが、
いや、困った。
店員側は、決められたことをしているだけで
何とも思ってないことはわかっちゃいるけど、照れる照れる。
結局知らん顔して、目的の売り場までわき目もふらずに
突進したのでありました。

このことから導き出されるように、デパートの入店タイミングですが、
事情の許す限りは、開店後5分以降がよろしいかと存じます。

あ?
前から2番目の人。なんですか?
自分は、せめてそんなときくらい大勢の人から頭を下げられたい?

・・・・・・・・・・・・・
ご自由に。



つづく



1. 【卵の位置についての考察】

2009年04月01日 09時00分00秒 | 自作品
今日から新年度ということで、以前ポプラ社がやっていたネット創作発表の場に4年近く前に投稿したものを予約投稿で毎日連載します。


          


【卵の位置についての考察】

さて、今回のテーマですが、
詳しくは【スーパーにおける卵の位置】についての、
消費者から見た考察であります。

スーパーマーケットに行ったとき、ナス、キュウリ、ニンジンなどは
どのへんにあるか、分かりやすいかと思います。
そう。キャベツやレタスなどの緑系の多い場所。
すなわち、野菜コーナーに直行すれば良いわけですね。
しかも、ほとんどのスーパーが、野菜売り場はいずれかの出入り口の近くに位置しております。
バナナを探す場合も、野菜の近くをご覧になれば、見つかるでしょう。

では納豆はどこへ。
ちょっと涼しいめの陳列棚の、豆腐のあたりを探せば、
たいていは見つかります。
牛乳もやはり、涼しいっぽい陳列棚に目星をつけて行けば、
行き当たるのではないでしょうか。

ではここからが本題でございます。
卵は何処に?

この位置が、じつはスーパーによって違うのであります。
卵は常温の可動棚においてある店が多く、
その位置は様々なのです。
野菜の近くにあるスーパーもあれば、牛乳の近くにあるところもある。
また、冷凍食品の近くだったり、
どら焼きの近くだったりすることもあるわけであります。

卵の位置についての全国協定というものは存在しないのでしょうか。

卵。
何気なくいつも冷蔵庫の定位置にある卵。
そう。
冷蔵庫には卵の指定席があるのに、
あまり行った事のないスーパーでは、いつも探しまわって
グルグル歩き回らされるのは何故でありましょうか。
また、初めてのスーパーでも一発で卵の位置を見つけられる法則というものは、
本当に存在しないのでしょうか。
ひとつ、みなさんにも考えていただきたいものであります。

なお、余談ではありますが、
テレビである種のタレントを見るとき…
すなわち、お笑い芸を見たことも無ければ、俳優でもない歌手でもないけれども、
バラエティー番組、料理番組、そして時には報道系番組の端にいて、
なんともいえない調和を醸し出しているタレント。
彼らの位置とスーパーにおける卵の位置が、どことなく似ている気が致します。
もちろん、なくてはならない存在としてでも、ですね。



明日につづく