昨日は、母・妹・次男とともに、渋谷に行きました。
金王八幡のお祭りだったらしく、道玄坂に御神輿が出ていました。
しかし、私たちが渋谷などという疲れる都会に行ったのは、お祭り目的ではありません。
パルコ劇場で、美輪さんの音楽会があったから行ったのでした。
パルコ劇場での音楽会は、毎年秋に行われています。
毎回2部構成になっていますが、曲目は変わります。
たいていはシャンソン プラス なにか。
その年によって、抒情歌であったり、自作の歌であったり。
今年は1部がシンガーソングライターである美輪さん自身の歌で、2部がシャンソンでした。
『メケメケ』の歌詞が一部、昔と違っていました。
「浅黒い色男」 と歌った部分、昔は 「○んぼの色男」 だったけど、今は使えない言葉なのね。
伏字にしない方が、なんでもない言葉の気がするんですけど。
今回の音楽会、美輪さんは素晴らしかったんですけど、客席が残念でした。
一人、拍手のタイミングが早過ぎる。
まだ余韻にもならないうちに、バチバチバチ
もう少し、声の余韻を楽しみたいのに。
それから、昔は見られなかったスタンディング・オベーション。
フリー百科事典のウィキペディアの『
スタンディングオベーション』の説明を見ると、
「演奏会やスポーツイベントなどで、観客が立ち上がって拍手を送ることである。素晴らしい演奏や演技、プレーに感動した観客による最大限の賛辞である」
とあります。
春に行われた美輪さんの舞台、『エディット・ピアフ物語』の何日目かに、美輪さんのHPに、
「スタンディングオベーションを行っても良いかという問い合わせがありますが、どんどんやってください。本人も喜びます」
というメッセージが出てから、始まっちゃったようです。 (現在はそのメッセージは削除されています)
でも、ウィキペディアに、
『海外アーティスト曰く、日本人は大人しく、ライブなどで立ち上がる事はあっても、その他の公演でスタンディングオベーションが起る事は殆ど無い。評価していない訳ではなく、立ち上がった際に他者に迷惑を掛けない様に気遣った日本特有の行為である』
と、あるように、
後ろの観客に気遣いをする国民でも、いいじゃん。
前の人が立つから、見えないから仕方なく私も立っちゃったけど、足腰の悪い人だって中にはいるかもしれません。
実際、小田さんのコンサートでも歌の最中に立ち上がる人がいっぱい居たけど、車椅子で来てる人もいたのよ。
私はスタンディングオベーションは嫌いです。
で、美輪さんの歌に戻りますが、声の伸びも良かったし、音楽会そのものは本当に素晴らしかった。
1部はちょっと男っぽくて、2部ではとても女らしかったです。
何年も先までスケジュールが決まってるという話でしたが、何十年も先まで大丈夫そうに思えました。