峰猫屋敷

覚え書と自己満足の場所

2010年の〆

2010年12月30日 22時54分00秒 | 街で見掛けた面白い物や話
師走のスーパーでのこと。
買い物客が通り過ぎる通路の隅で、かなり年上のお兄さまがシルバーカーに腰かけて、一生懸命になにかしていました。
その様子を記憶を頼りに絵にしてみました。
今どきのお兄さまですねぇ。
携帯メールのお相手が、メールフレンドの彼女でありますように。(孫や娘じゃ、つまらん


                                


さて、今年はどんな1年だったかというと、栄養を蓄えた1年とでも言いましょうか。
いえ、体型とか体重の話じゃなくて。
たしかに、そっちもそうなんですけど、そうじゃなくて。


今年に入ってからいろいろな御縁を戴き、児童文学関係に携わることができたことは、私にとってとても勉強になりました。
今考えると、不思議で、文字通り有り難い御縁でして、それがなければ元々が怠け者のこの私、1年、ボンヤリと
「待ちぼうけ 待ちぼうけ……うさぎぶつかれ、木の根っこ」 状態だったと思います。
お陰様で、私にしては本を読んだ1年となりました。(まだまだ少ないですが)

また、yuuyuu亭さんに1年間ほぼ毎日、落語のデータを戴き、たくさんの落語を聴くことが出来ました。
実際の高座は1度しか行けませんでしたが、主婦の用事をしながら落語を聴けたのは、大変ありがたいことでした。

そして、ブログ仲間の皆さんとの繋がりが、どれだけ私にとって大切だったか。
いろんな才能、いろんな個性の皆さんとの接触が、私にとって安らぎであり栄養となっています。

今年も本当にお世話になりました。
来年もどうぞお見捨てなきよう、よろしくお願い申し上げます。




で、この内容に、この絵は合ってたのでしょうか……。

ではまた、来年。

ナリー×マス

2010年12月25日 12時36分28秒 | 思い出話
幼稚園のとき、クリスマスの絵の上に、こう書いた覚えがあります。
「なりーバツます」 なんだそりゃ。


私が通っていたのは、キリスト教の幼稚園でした。
あるとき、全員がホールに集められ、歯磨きの大切さを先生が話しました。
どこかの歯ブラシ屋さんもタイアップしていたようです。

ちょっと恐い女の先生が、みんなに聞きました。
「毎日3回以上、歯を磨いている人」 
ほとんど手が挙がりませんでした。
「2回磨いている人」 
何人か手を挙げました。

「1回磨いている人」

じつは私、幼稚園時代はほとんど歯を磨いていませんでした。 (今は朝晩きっちり磨いてます)
でも、子ども心に、≪それ、正直に言うとマズイ雰囲気だぞ≫ と、思っので、「1回」のところで手を挙げました。

「では、1回も歯を磨いていない人」
全園児の中で、1人だけ手を挙げました。
他のクラスの、A子ちゃんでした。

先生はみんなの前で、A子ちゃんを責めました。
みんなに試供品の歯ブラシが配られるときも、A子ちゃんを見降ろすように歯ブラシを振りあげて、
「あなたには歯ブラシあげません!」と、なおも責めていました。

泣きそうなA子ちゃんを見て、私は心の中で思いました。
「正直に手を挙げなくて良かった」




正直者のA子ちゃんに、神の御加護がありますように。
そして小心者の私に、罰が当りませんように。