峰猫屋敷

覚え書と自己満足の場所

大人になってから見たもの

2020年08月06日 16時32分22秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話
それは、三男がまだ赤ん坊のときのことでした。
当時、私と三男は、一階の和室で寝ていました。

夜中にふと目を覚まし、床の間を見ると……

白っぽい透明の、なわとびロープのようなものが浮いていました。
(私の技量では透明っぽく描けませんでした)

「なぜ、あんなものが宙に浮いているのだろう」
不思議に思いながら、まじまじと見つめました。

夢ではなく、目は完全に開いていました。
幻と思えない。実体としか言いようがないほど、
はっきりと見えました。

しばらくすると、白いロープは消えました。

私が思うに、たぶん、
目は開いていたけど、脳が寝ていたのだと思います。
子育てで疲れ切っていた頃だというのも、関係あるのかもしれません。

幻覚って、こんな風にはっきり見えちゃうもんなんだなー。
と、ちょっと不思議な気持ちでした。

幻覚を見たのはこのとき一度だけです。
床の間は、その後、子どもたちのゲームソフトやオモチャ置き場と化して、
とてもじゃないけど、なんか浮けるような空間ではなくなりました。

しかし、もしかするとアレ、白蛇とかで、
片付けると金運アップしたりして~。

と、欲に目が眩んで、
この床の間をやっと片付けたのは昨年でした。

もしも、もしもですよ。
床の間に、何か不可思議な存在がいるならば……。




猫のお気に入りの場所にはなんないわよね。





御守りと手相

2019年12月30日 16時25分10秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話
実家では私が若い頃から、部屋の隅に妙な筒状の物が貼ってありました。
父が毎年、どこかで頂いてきたものでした。

特に気にしていなかったのですが、父が亡くなって21年。
最近になって、それが早稲田の穴八幡宮の御守りであることを知りました。

冬至から翌年の節分までの期間だけ授与されるもので、
金運上昇の御利益があるとか。

効果のほどはわかりませんが、父を偲んで……
いや、本音をいえば、「マジかってな気持ちで、
昨日、お参りしてきました。

近年とくに評判らしく、並ぶときは3時間とも4時間とも。
しかし日曜日の夜は案外、穴場……じゃなくて穴タイミングだったのか、
ほとんど並ぶことなく頂くことができました。

この御守り、その年の恵方に向けて、
冬至、大晦日、節分のいずれかの深夜0時に貼らなければなりません。

今年の冬至は過ぎたから、チャンスは大晦日と来年の節分です。
忘れないようにしなければ。


穴八幡の入り口に500円で診てくれるコンピューター手相診断があります。
そこも私が行ったときはあまり並んでなかったので、
500円なら……と、診てもらいました。

機械に手を当てて撮影して、印字された紙プラス
「聞きたいことは何かありますか」と聞かれて、短いアドバイスをしてくれます。

「仕事運を」
「どんな仕事ですか」
「物書き……文を書いています」

とか、そんなことくらいしか言いませんでした。
すると、
「どんどん応募したり持ち込まないと後悔しますよ。
 書いてどこかに出す。そうしないと後悔します」
と、言われました。

いや、ちょっと待って。
もしかすると、既に売れてる作家の可能性もあるし、
どんなに書いて応募したり持ち込んでも結果に繋がらない人かもしれないじゃないですか。

私は自分でもわかっていますが、怠け者です。
あんまり書いてないし、応募や持ち込みもほとんどしてません。
「どうぞ送ってください」と、言って頂いても、そのままになっていたりします。

書いて動かないと何にもならない。
飛ばねぇはただのだ。

自分で自分の悩みに答えるとしても、同じことを言うでしょう。
それを初対面の人から、手相だけで言われるとは。

しかも、ものすごく納得するのは「後悔する」というところ。
「そうすれば結果が出る」とかではなく、
そうしなければ、自分自身が「後悔する」というところ。

まさに、そこですよね。
いや、びっくりしました。

その後、プリントされた診断見たら、それも当たっててびっくり。






昨日はとても不思議な日だったような気がしています。



異音がする

2014年01月08日 16時44分23秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話
今朝のことです。
化粧洗面台から、ブーンという低い音が聞こえることに気が付きました。

電気関係が異常を起こした? と、思ってコンセントを抜いたのですが、音はやみません。
となりで動いている洗濯機かもと思いましたが、洗濯が終わって洗濯機のコンセントを抜いても音が続きます。
音がするだけで電球も点くし、他に異常はないのだけれど、気持ちが悪い。
インターネットで検索しても、原因がわかりません。

メーカーに電話しました。

「修理のご依頼ですか?」
「コンセントを抜いても音がするのが不思議なのですが、原因はなんでしょう」
「調べてみますのでお時間いただけますでしょうか。今、年明けで混みあっておりますので、お時間かかるかもしれませんが……」
「はい。よろしくお願いします」

洗面所に戻り、途方に暮れました。
ここは年末に掃除してません。
修理の人が入れるように、まず掃除しなくては。

下の扉を開け、「ここの中身を全部出して掃除したの、何年前だっけな~」とか思いながら、いろんなことが頭をよぎります。

 
  25年くらい経つから、全部買い換えることになるのかな。
  年末ジャンボは外れたけど、宝くじまた買ってみようかな~。


その間も、ブーンという異音は続いています。

  それにしても、この音、本当に気味が悪い。
  もしかして、大地震の前兆現象じゃないかしらん。


  
などと考えていたら、メーカーから電話が掛かってきました。

「ひとつ確認したいのですが、音はどこから聞こえるでしょうか」
「鏡の裏だと思います。鏡に触ると音が変化するので」
「わかりました。再度調べて、またお電話しますのでもう少々お待ちください」

そして洗面台の掃除に戻り、

  このあとまた電話が来て、
  「爆発の恐れがあります。至急離れて下さい!」なんて言われたらどうしよう。


と思いながら、今度は上の方を掃除しようとして、鏡に張り付けてあった歯ブラシキャッチをはがそうとしました。
「ん? んん?
歯ブラシキャッチに掛かっている、電動歯ブラシのスイッチが入ってる……。

スイッチを切ったら、2時間ほど続いていた、ブーンという音は消えました。


すぐにメーカーに電話して、平謝りに謝りました。
せめて、職場の初笑いになってるといいけど。




【教訓】1. 日頃から整理整頓を心がけ、業者さんいつでもOK状態にしておこう
     2. 電動歯ブラシの電源はちゃんと切ろう(そのまんま)

わたしはだれ?

2012年09月19日 20時46分20秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話
 9/25 さらに追記あります 
 9/20 追記あります 

先月のことでした。
スーパーの野菜売り場で玉ねぎを見ていたら、独り言を言ってる人が近づいて来ました。
危ない人かと思ってそっちを見ないようにしてたら、その人、「何かいいもんあった?」 と言いながら私の顔を覗き込んで来ました。
さすがに振り向いたら、そのとたん、「あっ、ごめんなさい…」 と、いって去って行きました。
あの具志堅用高氏似のお兄様は、いったい私をどんな人と間違えたのでしょう。

                   

昨日のことでした。
ここのとこ、また夜のウォーキングを始めましたのですが、
家から少し離れた道を歩いていると、向こうから初老のご夫婦らしき人影が歩いてきました。
街燈は暗く、顔は見えません。
無言ですれ違おうとしたら、旦那さんに、「こんばんは」 と言われたので、ああ、なんてフレンドリーな土地柄なのだと思いつつ、私も「こんばんは」 と答えました。

すると、「誰だかわかる?」 と、言われたので、これはご近所の方だったか。そういえばこの体型は…と、「○○さんですか」 と、聞くと、「△△だよ」 と、言いました。
聞いたことない名前です。
「わからないんですけど…」 というと、私の持っている小さなライトを指さし、「顔照らしてみなよ」 と、言います。
照らしてみたら、見たことない顔でした。
で、何か言われて、私も自分の顔を照らして、「でも、私のこと知らないでしょう?」 というと、
「わかるよ。あっちに住んでる人だよ」 と、我家と反対の方向を指しました。
「人違いだと思いますけど…」 と言いましたが、知り合いである姿勢を崩されることなく、ご夫婦で去って行きました。
私も、「まあ、どうも…」 とか、言葉を濁しつつ、夜道を歩きだしました。

わたしは、だれですか。



        9/20 追記 

この話を次男にしたところ、同じような経験があったとか。

次男がスーパーに行ったとき、同い年くらいの青年から、「よお!  久しぶり!」 と、声を掛けられたそうです。
知らない人だったから自分じゃないと思って行き過ぎようとしたら、
「なに無視してんだよぉ! ☆☆だろ?」 と、いわれたので、
「いや、人違いです」 と言ったら、
「あ、そうなの? じゃ、これを機会によろしく」 と、言わてそれっきりだそうな。

私たち、エキストラ向きの親子です。


        9/25 追記 

さっき、次男から聞いた話。
「2週間前、大学(池袋)の友達から、“昨日、武蔵野線の○○駅でラーメン食ってたろ”って言われた。 行ってない 
 きょう、バイト先でおばあさんに、“あなた○○(地名)にいる、うちの孫の友達でしょう“ って言われた。 オレじゃないっ

私たち、犯罪者向きの親子です。 

失くしものの、おまじない

2012年05月13日 18時33分36秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話
昨夜、ランニングに行った次男について行ったきり帰ってこなかったピピ。
きょうの夕方になっても帰らないので、心配になりました。

家の前で大声で呼び、次男が走っていたグランドの方に行って呼び、あちこち探しました。

私が帰ってからは、次男と三男がグランドの方など探しにいきました。
その間に、「なくしもの おまじない」 で、ネット検索。

ありました。
『清水の音羽の滝に願かけて失せたる〇〇のなきにもあらず』
これを3回唱えるとあります。(元はココ

早速、パソコンの前で試してみました。

  清水の音羽の滝に願かけて失せたるピピのなきにもあらず 
  清水の音羽の滝に願かけて失せたるピピのなきにもあらず 
  清水の音羽の滝に願かけて失せたるピピのなきにもあらず 

三男が、「見つからない」 と言いながら帰ってきたので、玄関でもう一度、唱えました。
外に出ながら2度目を唱えていると、次男も、「見つからない」 と、言いながら帰ってきました。

さらに3回目を唱えて間もなく、次男の後ろから、ストトトト…と、ピピが帰ってきました。
  
次男の後をついてきたわけでもないらしいです。

おまじないの効果に、ただもう、びっくり。

失くしものした方は、お試しあれ。

なお、何年も前に失くしたピンクゴールドの指輪も、今、おまじないちう。
これはさすがに無理だろうな~。



明りのゆらめきひとつで

2012年02月23日 16時53分08秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話
以前、「人形買い」という落語を聞いていたら、
「腕の立つ人の作った人形というのは、明かりのゆらめきひとつで、人形が泣いたり笑ったりするもんだ」
というセリフがありました。

そのとき思い出したのが、高橋まゆみさんのお地蔵さま。
ムスっといた顔が可愛い~  と、思いながら写真を撮ったら、あら、びっくり。
笑っているぢゃ~ありませんか。




照明を変えて撮ってみたら、見えたとおりの顔が撮れました。




やっぱり、すごいお方だわ。



ペットボトルの中の羽毛

2011年01月10日 14時44分14秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話
三男が、飲み終わったコーラのペットボトルを洗って水を入れました。
テレビを見るときにアゴを乗せたりするのに都合が良いというので、捨てさせてくれません。

昨日、三男が言いました。
「ペットボトルの中に羽がある」

   


「中を洗って水を入れただけだから、入るはずないんだけどな」
といいますが、たしかに何かフワフワ浮いています。
羽根と言うより羽毛のようです。

ペットボトルの中の羽毛は、昨日よりきょうの方が大きくなっています。










これはもしかして、奇跡でしょうか。
この先も大きくなるようでしたら、報告します。




そのときのタイトルは、
「カビの成長記録」 か?



シロテンハナムグリ

2010年08月13日 16時57分57秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話
7月31日に、章魚庵さんの作品展に見に、銀座に行った帰りのことでした。
新橋から東京に行き、中央線に乗っているときのこと。
ふと頭が気になって手をやり、その手を見ると、虫(上の写真)がついてました。

電車内で放しても踏みつぶされるだけだな~と思って、持っていたエコバッグに入れました。
乗り換えで降りた駅のホームで放そうと思ったら、バッグの中に虫の姿がありません。
「どこかに飛んでったのかな」 と思い、そのまま家に帰りました。

翌朝、茶の間の隅に放置されていたエコバッグの近くを、その虫がウロウロしてました。
どうやら縫い目に入ってて、気付かなかったみたい。

手に乗せて写真に撮って、玄関前にある柘植の枝に乗せました。
あとは知らんもんね。

その虫、東京に住んでいた子供のころはよく見かけました。
たしか、シロテンハナムグリ。 ネットで調べたら、当りでした。
埼玉に移り住んでからは、見たことがないように思います。
東京から連れてきちゃったけど、埼玉で頑張れ。

で、そのまま忘れ去っていたのですが………


一昨日の8月11日のこと。
玄関の前に、虫が仰向けになって死んでいました。
手にとって見たら、シロテンハナムグリでした。

あの、東京から連れてきたシロテンハナムグリ?
わからないけど、とにかくシロテンハナムグリ。
翌日とか翌々日ならともかく、なぜに11日も経ってから、玄関前で。
東京に連れて帰ってくれろと言いたかったのかしらん。


庭の隅に埋めました。




不思議な電話

2009年10月03日 21時55分44秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話
昨日の朝、6時半くらいのことでした。

次男が自分でソーセージを炒め、目玉焼きを作っていました。
私は洗面所にいたのですが、電話が鳴りました。
こんな朝早くに…? と、思いながら電話の方へ行くと、
台所で火の手があがっているのが見え、次男のアワアワした声がしてました。

フライパンに火が入ってました。

次男は動転してましたが、私は前に一度経験してるので慌てることなくガス台のところに行って、
フライパンにフタをしてすぐに火を消しました。

やれやれ…と、胸を撫で下ろしてから、
「はて。電話が鳴ってたけど、誰だろう」 と思いました。
電話は、2、3度の呼び出し音が鳴った後、切れてました。

着信履歴には残っていませんでした。

そんな朝早くに電話してくるのは、義母くらいですが、
夫が電話してみたら義母は電話していないとのこと。
夫も電話の音は聞いているから、私の幻聴ではありません。

電話は火が上がったと同時くらいに鳴ったわけで、
着信履歴もないというは、どうも不思議で仕方ありません。

どなたか存じませんが、ありがとうございました。



  2010.5.27 追記 

いつか追記しとかなきゃ~と思いつつ、今頃になりました。
電話を鳴らしたのは、どうも猫のココだったようです。
電話を踏んで隣のタンスに乗ったとき、音量ボタンを踏んだのではないかと思います。
まあ、かなりのグッドタイミングだったので、不思議っちゃ不思議なんですが。

菅原道真公の話

2006年12月09日 13時59分10秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話
この写真は、アップしようかどうしようか迷ったのですが……
簾越しの写真だから、いいかな。

数十年も前のことになるけれど、母方の祖母の実家(M家)のおばさんが、私の父に託したものがあります。
それはM家に代々伝わっていたらしい、菅原道真公を描いた掛け軸。
なにしろ、直では恐ろしいということで、絵の前に御簾をかけて直接顔が見えないようにしていたとか。
私の父なら粗末にしないで、ちゃんとしてくれるだろうから…ということで、託されたのでした。
かなり古いもののようで、傷みが激しくなっていたため、父はそれを額装にして ノン御簾で部屋に掛けていました。

引越しのとき、私はその額のことも気になっていたので その部屋を見ましたが、
私の記憶にある、ちょっと恐い顔とは違う、漫画チックな道真公の掛け軸しかありませんでした。
母に、「Mのおばさんからの道真公は?」 と聞くと、
「え? そんなのあった? あの掛け軸じゃないの?」 と、覚えていませんでした。
「おかしいなー」 と思いつつ、私が最後に実家に行った日。 
もう行くつもりなかったけど、行くことになって、坂本龍馬とか見つけたあの日。
これも、その時と同じ奥地から発掘されました。

「これだよ、これ。 M家からお父さんに託された道真公~」 と、母に言うと、
「あー、そういえばこんなの、あったわね」 

呪いの正体はこれか~!!
「恐いから、このまま置いてっちゃおう」 という意見もなくはなかったのですが、
「いずれ私の方に引き取るから」 と言って、とりあえず母の新居に運んでもらいました。

さて、母たちが新居に引っ越したころから、妹は2度ほど高熱を出しました。
そして数日して、母から私に電話がありました。
「今、台所でいきなりお皿が割れたんだけど、あんたんとこ、みんな大丈夫?」

聞けば、母が茶の間にいたところ、誰もいない台所でいきなり、ガチャーンと音がしたので見に行くと、
水切り台に平らに置いてあったガラスのお皿が割れて、破片がいくつか飛んでいたそうです。
お皿の上に箸を置いてあったんだけど、その箸はそのまま。
お皿が下に落ちたわけでもなければ、上から何か落ちてきたわけでもない。
破片は洗い場の方と、流しの下まで落ちていたそうだし、音までしたんだから何かの衝撃があったのだろうけど、原因がない。

その電話を聞いて、私は、「道真公の額は?」 と聞きました。
「リビング (台所からすぐ) にそのまま置いてあるけど」
「あの絵、昔は御簾を掛けて直接顔を見れないほどにしていたのに、あのままじゃまずいから、とにかく何か掛けておいたら?」
というと、母は早速、ランチョンマット用の簾を洗い、塩で清めて額に掛け、
七福神のガラスケースの上に飾って水もあげてくれました。

その後異変はないようだし、妹の熱も下がって元気になりました。

それにしても、母が菅原道真公の絵も、実家に来た経緯も忘れていたのも不思議だし、あんな奥地に埃まみれで置きっぱなしになっていたのも不思議です。

妹が言うには、
「絵が飾られていた部屋を父が寝室にしていたとき、父が体調が悪くなったので部屋から一番遠い、あの場所に移したのではないか。
そのときはまだ、そこは物置状態になってなかったし…」
とのことですが、真相はわかりません。

でも、もしあのまま置いてきてたら…解体工事の方たちとかに何かあったかもしれないし。
持ってきて良かった…と思いたいです。



昨日から 「呪い」 で楽しんでた? かのような記事を書きましたが、本当は呪いなんかじゃなくて、自業自得とか因果応報とか人間万事塞翁が馬なんですよね~。
ただ、やっぱり そーいう物は、粗末にしないように気をつけなくちゃね。



七福神の話

2006年12月08日 13時46分29秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話


最近テレビドラマでやってる、『のだめカンタービレ』 、面白くて好きです。
その中で、バイトしながら音大に通っている女の子がいて、
遅刻ばかりして練習もろくに出来ないその子の家に、主人公たちが行きます。
その家は莫大な借金を抱えて会社は傾き、家も差し押さえられているのに父親が高価なバイオリン収集家。
主人公たちは友達のためにバイオリンを全部売っちゃえと談判します。
すると、売ったとたん父親は目が覚めて、会社も立ち直り家も売らずに済んだ。
なぜなら、売ったバイオリンの中に、‘呪いのバイオリン’ が一本あったらしい。……
という話がありました。

引越しの片付けの最中に妹に その話をしたら、「どれが我家の呪いだろう」 と、出てくる物出てくる物、「これか」 「いや、これだ」 と、盛り上がっちゃいました。

さて、その中で怪しいのが まずこれ。

これは10数年前になると思うけど、元々トップ画像のように一緒にあったのを、
ワケあってバラバラにして分けました。
恵比寿大黒が両親。 妹が技芸の神である弁天。 あとはアミダくじで分けました。
我家は布袋で、単体でずっと茶の間の一員でしたが……

家の売り渡しで兄妹が揃ったとき、母が別の七福神も分けようとしたところ、
②兄が言いました。
「もう、こういうの分けるのをやめた方がいいんじゃないか。 どうもあの七福神を分けてから、ろくなことがない」

神主やってる③兄とか、オカルト好きの私ならともかく、元々そういうことを言うタイプではない②兄が言うものだから、ちょっと驚きました。
兄妹みんな、あまり こだわるタイプじゃないので、 
「あ、そう?」 みたいなノリですんなり再び集まり、今は母のところにまとまってます。
この七福神を置いた母宅の茶の間、なんか妙に落ち着きます。
家自体は、前の家よりずっと小さいけど、今の方が暖かくて くつろげる感じ。
不思議です。

では、個々に紹介。


恵比寿




大黒




毘沙門




布袋




寿老人




福禄寿




弁財天
 


一見、焼き物に見えますが、木彫りに彩色してあります。
大きさは25cm~30cmくらい。


夢の話

2006年11月20日 09時30分44秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話

夢の中で、「自分は今、夢を見ている」 と自覚するのが、明晰夢もしくは自覚夢というらしいです。
最初に自覚夢を見たのは、中学生のときでした。
夏休みのある日、気分を変えるために客間に折りたたみ式のサマーベッド (プールサイドで見掛けるような寝椅子) を出し、そこに寝ていました。
いつの間にか隣の茶の間で、両親とともに紅茶を飲んでいた私は、ふと、
「あれ。 たしか私は客間で寝てたはず。 だったらこれは夢かな?」 と思って、
母に 「ほっぺた叩いてみて」 と頼んだら、思いっきりひっぱたかれました。
しかし、痛くな~い。
そこで、「どうしたら起きられるかな」 と考えました。
寝ていた場所に行ってみると、そこには空のサマーベッドがあったので横になってみました。
そのとたん、目が覚めました。

その後しばらく、そういう夢は見ませんでしたが、30代後半に入り、三男が生まれてからまた何度か見ました。
私は夢の中で夢と気付くと、フツーにまず頬をつねってみます。
どんなに爪を立ててつねっても痛くありません。
何かで読んだのですが、指を引っ張ってみて伸びるようなら夢だとか。
それも一度試しました。ホントに伸びました。

で、自覚夢を見たとき、誰もが試してみるのが飛ぶことだと思います。
私もまず、飛ぼうとしました。
でも、夢の中ではそのときは現実そのものなので、いくら夢だとわかっていても飛べませんでした。
それで、何度目かの自覚夢のとき、羽を生やしてみました。
デビルマンというアニメでは、「デビルウィーング」 の掛け声とともに羽が出てくるじゃありませんか。
あんな感じで生やしてみたら、結果はグー。
「羽があるんだから飛べる」 という思い込みに成功し、そんなに高くはなかったけど飛ぶことができました。
御丁寧に、いつの間にか白いドレスまで着ていました。

外を飛んでいると、男の子と女の子が歩いていたので、
「うふふ。私のこと、天使だと思うかしらん」 と思いながら近くをスィ~ッと飛んだら、子供は言いました。
「へー。 天使って、ボインなんだ」
おいっ 驚くポイントはそこっ
しかもそれ、死語だぞ。 いつの時代の子供よ


さて、夢で何度か試したことが、もうひとつあります。
それはガラス抜け。
ガラス板に指を当てて力を入れると、グニュ~ンとたわみます。
短いストローの先にセメダインみたいなゲルを付けて、吹いてふくらます風船があるでしょう。
ビニール風船っていうのかな。あれを指で突いた感じ。
夢の中のガラス板も、あんな風に柔らかく突き抜けることが出来ました。

自覚夢をもっとしっかり見ることが出来るようになると、きっと面白い睡眠ライフが得られるのではないかと思います。
最近は見てませんけど。



トップ画像は、古道具屋さんが 「いらない」 って言ったというので持って来た面です。
埃を取ろうと思って濡れた雑巾で拭いたら まだらに色が落ちて、よけい不気味になりました。






元は対のものだった!? 

2006年10月26日 11時46分06秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話

私が実家から持ってくるものの基準は、「イワクつき」 とか、 「ブログネタになる」 ものばかりです。
売れそうなものは古道具屋さんに売るし。

このトップ画像も、 「イワクつき」 の一品です。

父が、どこかでこの大黒か恵比寿どっちか買ったら、後日まったく別な場所でもうひとつを発見して買ったそうです。
並べてみたら、 「対だったか、少なくとも同じ作者の物としか思えない」 と父は言ってました。
当時、「ふーん」 程度に聞いていたから買った場所は覚えていませんが、かなり離れた場所であったと思います。
だから、父もすごく不思議そうに興奮して話てたんだし。

もし、そうだとしたら、別々になってから片方は磨かれ、片方はそのままだったのでしょうか。
色が違います。
こういう木彫りの人形は、布で磨くと色が変わってきますから、それは有り得ます。


 恵比寿
 大黒




みなさんは御覧になって、どう思われます?
このふたつ、対だったのでしょうか。

なお、現在は小さなお社に入れて 怪しい次男の部屋に飾ってあります。


父の同じような話は、以前、『大黒様の話』 にも書きました。



高校時代のちょっと不思議な話

2006年09月06日 15時56分17秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話
稲川淳二風・トトのアップの顔で話を始めます。

私の通っていた高校は都心にある女子高ですが、当時の校舎はかなり古くなっていました。
教室の廊下側には、前と後ろにドアがあり、
ドアの上の方、ちょうど人の顔が来るあたりにガラスが入っていました。

いつの頃からか、そのドアが風もないのに、急に開くようになりました。
授業中も休み時間も、急に開くのです。
自称 「私、霊感が強いのよ」 というクラスメートは、
「時々、マッシュルームカットの女の子が覗いてる」 と言いました。
私たちの何年か先輩が授業中に急に亡くなったという噂があり、その子じゃないかと話していました。

ある、定期試験のときのこと。
全員テスト用紙に向かって、答案を書いている静寂のとき。

突然、廊下の端のクラスの、前のドア・後ろのドア、
次のクラスの前のドア・後ろのドア、
また次のクラスの前のドア・後ろのドア…
順番にバタン、バタン、バタンと風が駆け抜けるように開いていきました。

廊下をはさんで教室の反対側には、窓や手洗いするための蛇口がいくつか並んだ流しがあり、鏡がありましたが、
最後のクラスの戸が開いたあと、そのクラスの前にあった流しから、
ガシャーン! と音がしました。

悲鳴があがり、どこのクラスからもザワザワした話声が起こりました。

監督の先生が音のした方を見にいって、戻ってきて言いました。
「流しの上の鏡が落ちて割れただけだから、みんな静かにしてテストやって」

しかし、おかしいでしょう?
風が吹いたとしても、カチャリと閉まる戸が、端から順番に開くなんて。
しかも、しっかり止めてあるはずの鏡が、そんな簡単に落ちるはずもないのに。
それに、タイミングが良すぎました。

話はこれだけでオチも何もないのですけど、リアルな話なんて そんなもんです。


最後にトトの顔でシメ。

   うらめしや~

人形の髪が伸びてる話

2006年08月13日 12時38分32秒 | 不思議だったり、そうでもなかったりの話
お盆ということで、それらしい話題をお届けします。
~~~(m-_-)mウラメシヤァ

先週実家に行ったのですが、そのとき母が言いました。
「じつはねぇ、昔から玄関に置いてある人形なんだけど、どうも髪が伸びてるのよ」 
私は、「おひょ ブログネタきた~
ということで、早速携帯電話のカメラで写真を撮りました。

それがトップ画像。
玄関が薄暗いので、よくわからないと思いますが、アヤシゲ~な雰囲気のある お人形さんでしょう。

ガラスケースに入っているのですが、出して外でもパチリ。



髪の元々の長さはともかく、毛先が不揃いなのはお分かりになるでしょうか。

母曰く、「前はもう少し全体に短かったし、揃っていたのに」 とのことですが、
私、伸びてる部分を引っ張ってみました。
すると、抵抗無く抜けてしまいました。

どうやら、髪を止めている部分が劣化して、抜け落ちてきてしまっているみたい。
それで部分的に伸びたように見えるのではないかと思うのです。

私は不可思議現象があることは信じているし、そういう話は大好きなんだけど、
好きだからこそ何でもかんでも超常現象や霊現象みたいに仕立て上げたくありません。
髪が伸びる人形の話はよく聞くし、本当に伸びているのもあると思いますが、
この人形は違うんじゃないかな~と思います。
残念ですけどネ。