写真塾3日目。
これまでは屋外での実習でしたが、
今日からは室内でじっくりと作業に取り組む内容です。
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18世紀のベネチアで活躍した画家・カナレットは、
カメラオブスクラという風景を投影板に写す装置を用いて下図を描きました。
彼がその装置を用いて描く絵は確かに絵画ですが、
写真と見間違うほど非常に写真的な遠近感のある図像です。
カナレット参考サイト
http://www.salvastyle.com/menu_rococo/canaletto.html
今回、TIPA写真塾では写真誕生以前の手法で、
カナレットのように風景を記録することを体験。
・・・とは言っても、
カメラオブスクラを屋外に持ち出して描くことはせず、
前回の手作りカメラで撮影した図像を
絵画へと変換する作業に取り組みました。
まず、予め撮影した写真の中から、
絵画に変換することで魅力が増しそうな画像を選択。
トレーシングペーパーを使い図像をトレースします。
描く紙にトレースした線を写しとります。
青白のイメージを払拭して、自分の世界へ変換。
パステル・色鉛筆・クレパスなどの画材を使い
イメージを膨らませます。
2時間ほどかけて写真から絵画への変換作業に取り組みました。