今回から本格的に
写真作品を制作する事を前提に
実習を進めていきます。
何をもって“作品”とするのかという点においては
様々な認識の仕方がありますが
本講座においては
バライタ印画紙を使用し
モノとして存在感のある銀塩写真表現に取り組む事とします。
これまでのRCプリントは
現像→停止→定着→水洗
4つの工程でしたが
バライタプリントでは
現像→停止→第一定着→第二定着→仮水洗→水洗促進剤→本水洗
・・・と工程が増え、作業時間も長くなります。
プリントウォッシャーを使用し
効率的に水洗をおこなうにしても
水洗時間は1時間以上。
手間と時間をかけるバライタプリントは
必然的に想い入れが増す事になります。
この日
4×5サイズのフィルムから
プリントした写真がありました。
服を撮影した写真ですが
布の繊維までを確認できる表現性に
感動する仕上がりとなりました。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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