この日は調色に取り組みました。
「調色」について
漢字の意味通りに捉えると
色を調べる???となりますが
辞書には
絵の具をまぜ合わせて望みの色を出すこと。また、その色。
写真で、銀をほかの金属に置換させるか化合物にするかして黒以外の色調の写真画をつくる操作。
と
記されています。
写真では
色調を変化させる事ですが
退色を防ぐセレニウム調色など保護の役目もあります。
セレニウムは現在、入手困難
*
今回、講座では
セピア調色剤とブルー調色剤を用いて
【創造的調色】と題した調色をおこないました。
創造的とは・・・
全面をセピアやブルーに変化させるのではなく
絵の具のように調色剤を使用し
セピアとブルーを混在させたり

テープで画面をマスクして
部分的に調色するなど・・・
結果は
↓

上の写真は空部分のみブルー調色を施しています。
絵画と写真の中間にあるような印象になりました。

その他
多重露光実習での写真を用い

更なる発展を遂げた創造的写真が仕上がりました。

コンタクトプリントにもマスキング。

皆さんそれぞれ創意工夫を施し

多種多様な成果を得る事ができました。

銀塩写真に
プラスアルファの作業を加えるこの調色
体験に留めることなく
研究する価値アリだと思います。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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