この日の講座では
紙箱で作ったピンホールカメラに印画紙を詰めて撮影
そして
暗室にて現像・プリント作業に取り組みました。
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撮影においては
何種類かのカメラを用い
写り具合を確認しながら
カメラの特性を学びました。
例えば・・・
こちらの円筒状のカメラは
光が入る孔を2つ作りました。
ひとつは箱の蓋に孔をあけ
転がらないように靴でカメラを固定して撮影。
印画紙は箱の底部分に設置しています。
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コチラは箱の側面に孔を開け
印画紙も側面に曲げて設置しています。
同じピンホールカメラでの撮影ですが
孔の位置によって
写真の仕上がりにどのような違いが生じるのか
その確認は重要な学習ポイントです。
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コチラは
平たい直方体の箱を用いたピンホールカメラです。
作者によると
鹿の視線の先を視るイメージの写真を目指したいとの事で
鹿とカメラとの距離を変えて何枚か撮影されていました。
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撮影した印画紙を暗室で現像すると
ネガ像が仕上がります。
そのネガ像を原稿に密着反転プリントをおこなう事で
ピンホール写真が完成します。
今回
暗室作業の記録撮影をしておらず
唐突に完成した写真をお見せする事となりますが
仕上がった写真はこのような感じです。
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右端に
鹿の視線の先を写した写真が確認できますね。
受講生のリクエストにお応えして
次回も
ピンホール写真応用編の内容で進めます。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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