徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

銀塩写真講座1 / 2日目 ピンホールカメラ撮影・現像・プリント

2015年05月17日 | 銀塩写真講座


この日の講座では
紙箱で作ったピンホールカメラに印画紙を詰めて撮影
そして
暗室にて現像・プリント作業に取り組みました。



撮影においては
何種類かのカメラを用い
写り具合を確認しながら
カメラの特性を学びました。

例えば・・・
こちらの円筒状のカメラは
光が入る孔を2つ作りました。



ひとつは箱の蓋に孔をあけ
転がらないように靴でカメラを固定して撮影。
印画紙は箱の底部分に設置しています。



コチラは箱の側面に孔を開け
印画紙も側面に曲げて設置しています。

同じピンホールカメラでの撮影ですが
孔の位置によって
写真の仕上がりにどのような違いが生じるのか
その確認は重要な学習ポイントです。





コチラは
平たい直方体の箱を用いたピンホールカメラです。



作者によると
鹿の視線の先を視るイメージの写真を目指したいとの事で
鹿とカメラとの距離を変えて何枚か撮影されていました。



撮影した印画紙を暗室で現像すると
ネガ像が仕上がります。
そのネガ像を原稿に密着反転プリントをおこなう事で
ピンホール写真が完成します。

今回
暗室作業の記録撮影をしておらず
唐突に完成した写真をお見せする事となりますが
仕上がった写真はこのような感じです。



右端に
鹿の視線の先を写した写真が確認できますね。

受講生のリクエストにお応えして
次回も
ピンホール写真応用編の内容で進めます。


記:徳永好恵


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。


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