銀塩写真講座は
徳永写真美術研究所の開設当初からある
通年型の定番講座です。
今年は編成を変えて
Step1~3と、3つに区切り
スキルに合わせて選べる形態としました。
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Step1 : 基礎実習 暗室作業の基礎を学ぶ
Step2 : 講義 写真史&写真研究
Step3 : 作品制作 バライタ印画紙を用いた制作
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本記事では
Step1の初日の講座報告を記します。
まずはフィルムカメラで撮影したフィルムとプリントを紹介。
そして
印画紙にはRCペーパーとバライタペーパーがあること
それぞれの特性、使い分け方など、実物を見ながら解説しました。
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講座後半はカメラの原理を理解するために
幾つかのカメラオブスクラで像が写る現象を観察。
その後は
次回のピンホールカメラ実習の準備をおこないました。
プッシュピンでアルミ板に凹みをつけ
ヤスリで削り出した下の孔は・・・
直径0.4mm
楕円になることなく仕上がりました。
それから・・・
空き箱をカメラの本体として用い
ピンホールカメラを完成させました。
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この日はもう一つの準備もおこないました。
1ヵ月後のモノクロフィルム現像実習に備え
フィルムのリール巻きの練習に取り組みました。
宿題として・・・
リールとフィルムを貸し出し
目を閉じてフィルムを巻けるようになるまで
自宅での練習に励んでいただきます。
記:徳永好恵