暗室にて印画紙に画像をプリントする作業を学びます。
まずは現像液、停止液、定着液の準備から。
薬品は粉状、液状とあります。
それぞれ指定の比率で溶解・希釈して使用液とします。
液温については20度が目安。
徳永写真美術研究所の暗室には5つのブースがあります。
現在、ラッキーの引伸機をメインとし
35mmから中判、4×5フィルムまで、各フィルムサイズに対応しています。
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下に作業記録を記します。
引伸機の扱いにおいてはレンズを装着することから。
そして
最初のプリントはコンタクトプリント。
現像したフィルムを印画紙に置いて露光します。
コンタクトプリントで撮影の全貌が俯瞰できます。
仕上がったプリントから引き伸ばす写真を選び・・・
フィルムをネガキャリアに挟みます。
この時点で
フィルム写真に詳しい方はお気づきかと思いますが
この記録写真に写るフィルムは
35mmフィルムながらもハーフサイズです。
そのため
2カットを同一画面としてプリントしました。
テストプリントを経て仕上がった写真です。
↓
連続するカットを1枚の印画紙に同居させることで
伝えるモノ、それは何か。
その後の展開に期待します。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。