ヴァンダイクブラウンプリントを学ぶ講座の二日目。
前回に仕上げたデジタルネガフィルムをプリントします。
初日のグレースケールフィルムの焼き付けに失敗した原因は
薬品の調合時に間違いがあったと結論付け
今回は慎重に精密測りのメモリを確認して薬品を調合
そして
感光液を紙に塗布・・・
露光機で焼き付けました。
適宜、記録写真の撮影を挟みながら作業を進めてもらいました。
露光直後の水洗では黄色味がかった画像ですが
定着工程に移ると色相が変化します。
乾燥すると柔らかで上品な茶系に変化。
宮廷画家のアンソニー・ヴァン・ダイクが描く
茶色の美しさを称えて名付けられた本技法、
その由来にふさわしい画像が仕上がりました。
この講座は全2回の体験講座であるため試作の域です。
作品としての仕上がりは今後に期待したいと思います。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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