この日はRCペーパーでのモノクロプリント実習最終日。
そこで
気軽に扱える印画紙(RCペーパー)で
気軽に様々な実験にも取り組みました。
上の写真は
年季もののハーフサイズのカメラで撮影したコンタクトプリントです。
家族の日常を記録した日記のような存在のため
大きく引き伸ばさず
コンタクトプリントで仕上げてよいのではという話になりました。
コチラは光ファイバーを“光のペン”として扱い
印画紙に光でドローイングしてみました。
マジックのような線
筆を動かしたような線
ネオンのような線
様々な線を描くことができました。
イーゼルにスマートフォンを置いて思案中の様子・・・
その後、仕上がった写真は
↓
引伸機に挟んだフィルムの画像を背景として
中央にスマフォ画面のネガ像が合成されています。
ちなみにスマフォの画像は蓮の花。
上の木箱は徳永友人が作った
4×5のカットホルダーが装着できるピンホールカメラです。
この日はカットホルダーに印画紙を入れて撮影してみました。
この仕様のカメラを用いて作品制作に取り組もうとされている方がいらっしゃいます。
どのような展開になるのでしょうか。
楽しみです。
*
あえて
フィルムカメラで撮影し
暗室作業を介して仕上げる銀塩写真の今日的存在意味は
どこにあるのでしょうか。
各人がそれぞれの答えを見出せるよう
本講座を開講しています。
銀塩写真講座Step1は7回で終了。
Step2は制作の糸口を探るための写真史レクチャー
Step3はバライタ印画紙を用いて写真作品制作
・・・と進みます。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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