足場が出来て1週間後、柱に縫い付けたチャンネルベースに屋根の支えが溶接された。これも予想したものよりかなり頑丈なものだ。この上にレールが二本ずつ載る。一体どれくらいの重量になるのかと聞くと、今工場で組み立てている骨組みとレールをあわせて1トンちょっと。これに屋根地が載り、ラミネート鉄板が葺かれる。約2トンかなと親父は軽く言う。2トンを支え、しかも風に揺るがないものにするためにはこれくらいの部材は必要かも知れない。予定していた製作費を上回らないかと心配したが、大丈夫だということだった。
これからいよいよ屋根を乗せに掛かる。
これからいよいよ屋根を乗せに掛かる。