実は、南の妻は最後まで設計を迷っていた。北側の妻は屋根に取り付けたままで移動できるが、南側はそうは行かない。上下に動かすか扉のように開閉式にするか。
結局下に蝶番を付けて開閉式にする事で折り合ったが、作るほうは大変だったらしい。重く作れないのだ。
この妻は台風の時最も強く風を受ける場所だ。板を薄くするとしわる上に割れてしまい、早々に雨漏りがする。かといって他の場所同様厚さ3.8センチの松の板を使うととてつもなく重くなって持ち上げられなくなる。兄弟が出した答えは、厚さわずか8ミリの樹脂注入焼杉という僕の知らない材料と軽量鉄骨の組み合わせだった。
仕上がりはごらんの通り。妻の先につけたロープで簡単に開閉でき、しかも強い。
そしてなんだか秘密基地っぽい。と考えたのは僕だけだろうか。
結局下に蝶番を付けて開閉式にする事で折り合ったが、作るほうは大変だったらしい。重く作れないのだ。
この妻は台風の時最も強く風を受ける場所だ。板を薄くするとしわる上に割れてしまい、早々に雨漏りがする。かといって他の場所同様厚さ3.8センチの松の板を使うととてつもなく重くなって持ち上げられなくなる。兄弟が出した答えは、厚さわずか8ミリの樹脂注入焼杉という僕の知らない材料と軽量鉄骨の組み合わせだった。
仕上がりはごらんの通り。妻の先につけたロープで簡単に開閉でき、しかも強い。
そしてなんだか秘密基地っぽい。と考えたのは僕だけだろうか。