屋根の樋も付け終わり、しばらく竹取庵を覆っていた作業足場がようやく外れた。みんなの前に姿を現した建物は、どこから見ても天文台に見えない。近くの人がおばさんに、屋根のどこが回るのかと尋ねる事しきりだという。普通の人は天文台とは屋根が回るものだと思っているらしい。
学生の頃、長野県松本市の山小屋で何年もアルバイトをしていた僕は、ヒュッテという言葉と姿にあこがれていた。その思いを形にしたのが竹取庵。
内装はもちろん外観もまだまだ未完成だが、竹取庵は僕の夢のお城なのだ。
学生の頃、長野県松本市の山小屋で何年もアルバイトをしていた僕は、ヒュッテという言葉と姿にあこがれていた。その思いを形にしたのが竹取庵。
内装はもちろん外観もまだまだ未完成だが、竹取庵は僕の夢のお城なのだ。