「寄」と書いて「やどりぎ」と発音します。木の種類で「やどりぎ」と言ったら「寄生木」と書くのが普通だと思いますが、これが地名となると「寄」となります。それが神奈川県松田町寄です。その寄に大規模な蝋梅園があるのだ!という情報をつかみ、見に行きたいと思っていました。寄蝋梅園では蝋梅祭が1月18日(土)から2月16日(日)迄の間で開催されていましたが、僕がやっと訪れたのは祭終了から1週間以上が経った2月28日(金)でした。何だ、また蝋梅の話か・・・と思わずにお付き合いください。
寄に行くには国道246を「松田ランド(バス停)」の交差点を曲がって山に分け入ります。この「松田ランド」がなかなかに曲者で、付近にそれらしい「ランド」は全く見当たりません。僕の記憶では、ここの交差点に少し大きなドライブインがあって、サウナとかもあったような覚えがあります。特に遊園地と言う訳ではなくそれが松田ランドでした。現在は完全に更地になっています。
寄に着きました。これが寄自然休暇村の管理棟です。蝋梅祭も終わっているし、特に案内看板もなかったので、取りあえずここで聞いてみる事にします。因みにここは、宿泊もできるようです。
観光案内版です。こうして見るといろいろと観光施設が点在しているようです。
前庭に小さな花をつけた低木がありました。
三又でした。和紙の原材料になる木です。お札の元ですね。
こんな看板も出ていました。ゆるキャラの「山野ヒルくん」です。頬に傷もあるし、ちょい悪ですね。
管理棟の前にある駐車場に車を停めて蝋梅園について聞きました。得た情報は、祭は終わっているが蝋梅園はまだ開いている。車は前の駐車場に停めていい。急坂を歩いて8分ほど登ると蝋梅園に着く。経路に「土佐原のしだれ桜」の案内看板があるので、それに従って進めば大丈夫。という事でした。
道幅が狭くて凄い急こう配の道です。角々に案内看板が出ていて、矢印で方向を示しているので、それに従って進めば大丈夫です。
途中でベンチのある休憩スペースがあるほどの急坂でしたが、軽く汗をかいた頃に蝋梅園入口に着きました。ここにもトイレがあります。4台ほど停まれる駐車スペースもありますが、ここまで車を上げるのは、運転が苦手な人には無理かもしれません。祭り開催中は車両乗入れはできなかったと思います。
祭り期間中は、ここで入園料を徴収していたようですが、この時期は整備協力募金を任意で払えばいいようです。僕は500円を募金しました。
斜面は急ですが、広い園内に約2万本の蝋梅が植えられています。経路があって、それに沿って進むと、ぐるっと一周して見学できるようになっています。
どうも「松田町寄ロウバイ園」が正式な表記のようです。
少し進むと「イノシシエリア」の看板が出ていました。猪が出る注意かと思いましたが、そうではなく園内のエリアの区分のようです。
さすがに盛りは過ぎましたが、蝋梅特有の甘い香りが濃厚に漂っています。
シカエリア、タヌキアリア・・と続きます。特に名称の付け方に法則はないようです。
早咲きの桜がもう咲いていました。桜のピンクと蝋梅の淡い黄色が共演しています。
園内の一番高い辺りがメジロエリアでした。
蝋梅もまだまだ咲き残っていました。
こちらは蝋梅と白梅です。
坂を下り始めてキジエリアでした。
ここにも白梅と蝋梅がありました。季節は完全に梅の時期になっています。
最後がリスエリアでした。この先が入り口でした。斜面を登り、下り、ぐるっと回って一周しました。
空が青いです。寄は山深い場所にある大きな集落でした。低山登山のベース基地にもなっているみたいです。看板にあったしだれ桜が、もうすぐシーズンを迎えるでしょう。
また見に行こうかな。
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