goo blog サービス終了のお知らせ 

田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

夏の飯田線旅行3

2008-09-22 23:28:53 | 飯田線の旅
 汗だくで下地駅に着いた。写真を撮ったり、景色を眺めたりしながらノンビリ歩いていたので、始発に間に合うか気を揉んだが、蓋を開けてみればけっこう余裕があった。
 駅の入り口はこんな感じで、ガード下の真ん中あたりに上り階段がある。
知らないと駅があるのに気がつかないかも知れない。



 階段を上ると正面に駅舎がある。ここもまた無人駅だが、船町よりもだいぶ規模が大きい。ここに立つのは何年ぶりだろう。時間はまだ0600前なので、あたりはまだ薄暗い。



 この駅の造りは少し変わっていて、ホームが少し離れて2面ある。それが先窄みに近づいて、飯田方向の先端部はくっついていて、上から見ると「A」型をしている。ホームは一見して独立した島式2面だが、先端がくっついているので当然内側は使えなくて、路線は2線しかない。駅舎から飯田方面のホームを見る。先端部がブリッジされているのが分かる。



 やっと遠くの山から太陽が昇った。湿度の高い日だったが、陽が出たので気温も上昇し、局長はどろどろに溶けかかっている。
 綺麗な太陽で、旅の始まりから幸先いいような気がする。



 豊橋から船町~下地の区間は、飯田線が東海道本線と名鉄線と完全に併走している。しかも名鉄は「供用区間」となっていて、飯田線と同じレールを名鉄線が走っている。
ただし、駅には停まらないで、通過する。



 という訳で、下地のホームを高速で通過する名鉄の車両。飯田線より断然本数が多い。

 何本か名鉄を見送ると、僕らの乗る飯田線始発がやってきた。乗り込むと冷房の効いた車両で、死に掛けていた局長が蘇った。次に降りるのは小和田だ。

夏の飯田線旅行2

2008-09-22 07:56:31 | 飯田線の旅
 シリーズ再開

 さて、MLながらが豊橋駅に着くのは早朝0400、しかし豊橋駅発は0453と約1時間の長時間停車になる。かつての長時間停車駅は静岡だったと記憶しているが、最近は豊橋での時間調整停車となった。これでは飯田線始発の0600まで、実に2時間も時間が開く。寝る時間確保で発車直前まで乗っててもいいんだが、夏場は寒いわけでもないし、さっさと降りてしまう。僕らが下車するのと入れ替わりに、デッキに座っていた客(指定券の無い不正乗車客だよな、多分)が席に着く。思いがけない幸運だったろう。



 この時間の駅はまだ閑散としている。見ての通り、駅蕎麦屋も開いていない(極めて早朝だから当たり前だけど・・)飯田線中部~北部の駅そばが全滅した今、ここ豊橋か豊川で駅そばを食べないと、飯田線内ではもう駅そばを食べる機会は無いのだ。
 あ~、壷屋(豊橋・豊川の駅そばを経営している会社)のきしめんが食べたい!

 かつては食糧事情の極めて悪いことが有名だった飯田線だ。僕らも始めておとずれた時には壮絶なる飢餓状態に苦しんだが、近年すっかり状況がよくなって食料調達の心配が無くなった・・・と安心していたら、今回の旅ではひさびさに苦労する羽目に・・・
 早速駅改札を出て、駅前のローソンに向かう。朝食の買出しだ。
少し頭が重い、きっと赤ワインが残っているのだ。僕らはそれぞれの酒の残り具合に応じて、朝食を買い込み、駅2階のデッキに戻って、朝食タイムにした。



 まだ、こんなに暗いですよ。
今回の旅のプランでは、小和田を見学するのが前半の最優先事項なので、0600の始発電車に乗る必要がある。



 しかし、6時まで駅前で無碍に時間を潰すのも勿体無いので、隣の駅まで歩くことにする。幸いうす曇で雨が降っていない。豊橋のすぐお隣は、駅に見えない「船町」だが、そこは前にじっくり取材済みなので、さらにお隣の「下地」を目指すことにする。
船町までは線路沿いを歩けばすぐで、下地は豊川放水路をまたいで目と鼻の先にある。が、放水路を渡る橋が線路沿いには無い!だから、パスをする船町ははなから無視して、飯田線の線路とはまったく方向が違う放水路を渡る橋を目指して歩き始める。このルートなら豊橋から下地までは2キロ弱。のんびり歩いても僕らの足で25分位だろう。



 豊橋駅前を左に進んで橋を渡る。渡った後は豊川放水路の土手の上の道をひたすら歩く。曇ってはいるが湿度が高く、普段あまり動かない宇宙局長は、汗で溶けそうになっている。しばらく進むと飯田線や名鉄や東海道線が放水路を渡る鉄橋が見えてきた。これに歩行者用歩道が付いていれば、船町~下地は徒歩5分ほどなのに。

 鉄橋を渡る名鉄の列車。空気が澄んでいないので、あまり綺麗には写らない。