田切通信

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轟天号を追いかけて2014 その9 夢の後

2014-08-16 06:05:00 | 飯田線の旅
 参加者と主催者側の出走者が全て出発し終わると田切の駅下にはほんの数人しか残っていなかった。今回の写真はこれでおしまい。伊那市でのゴールの様子や閉会式は撮っていない。何故なら伊那市へ行っていないからだ。イベントとしてはやはり伊那市に行ってゴールの様子を見て閉会式に立ち会い、最後の万歳三唱をやって解散するまで見届けたかったが、裏方として田切駅下の片付けをやらなければならないのだ。


 みんなが去った後に田切に入線した下り313系。この車両から見下ろす田切駅下は恐らくいつもと変わらない閑散とした長閑な駐車場だったろう。

 僕等の仕事は受付などで使った資材の撤収作業。机や椅子を畳んで下村酒店に運ぶ。タープ(屋根)を畳んで車に積む。
 田切の皆さんが出していたテントは、何台かの軽トラが横付けしたと思ったら、ものの10分もたたずに全て綺麗に無くなった。


 駅下に残っている数人は裏方だ。これで僕等に関する限り「轟天号を追いかけて」の大イベントは無事に終了したことになる。

 つい数十分前まで、あれだけのお祭りでにぎわっていたのが嘘のようだ。何もない会場に机や椅子を搬入して受付を作るところから始まり下村酒店の写真展示作業、一時の夢の空間を作って最後の資材撤収。撤収後の閑散とした姿を見られるのも裏方の特権だ。

 夢の後というのはやはり寂しい。来年もこの暑い夏がまたやってくることを祈りつつ思い出を胸にしまおう。