田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

田切駅冬掃除の旅3

2016-01-16 18:52:00 | 飯田線の旅
 中部天竜~天竜峡間は長い飯田線でも最も秘境区間で沿線人口も極端に少なく、したがって列車運行本数も少ない。
 その少ない列車に乗り継いで天竜峡に着いた。かつては駅前に温泉ホテルが何件もあり、大型バスが観光客を乗せてきていたが、今はホテルも廃業し根こそぎ解体されたため、よく言えば風景の見通しが良くなったが、要するに寂れた感が漂っているのだ。


 われわれの列車は3番線に着いた。ここで20分強の待ち時間があって、次の便へ乗り継ぎだ。写真左に天竜峡の駅舎が写っている。観光地の玄関らしくモダンな駅だ。


 天竜峡駅といえば1番線ホームのこの2人。天竜ライン下りを宣伝するもので、僕が飯田線に来始めたころからあるから、そうとう古い事は確かだ。


 駅前にはお土産物屋とか蕎麦屋とか何件もあって食料の買出しも楽に出来たのに、今回の旅で開いていたのはここだけ。列車に乗っていた客の多くがパンやらおにぎりやらの食事を求めて殺到したが・・・店のおやじが居ない。店は開いているのに会計が出来ないから何も買うことが出来ない。


 結局食材の補充もままならぬうちに乗り継ぎ列車が入線してきた。これはさっき僕らが降りた列車そのものだった。つまり、いったん3番線ですべての客を降ろした後、車庫に引き上げて今度は2番線に入ってきたのだ。面倒くさい事をすると思うが、駅構内の構造などによって何かの制約でもあるのだろう。
 これに乗ったら後は田切まで乗り換えなしだ。田切で降りて冬の大掃除をするのだ。


 大掃除が終わった。・・・って、掃除中の写真ないじゃん!だって真剣に掃除してたので写真を撮ってないのだ。写真撮った人、データください。
 今回は暖かくて雪がまったくなかった。おかげで拭き掃除とかがかなり念入りに出来たので、待合の壁やホームの手すりなんかがきれいになった。
 この記念写真は今回参加した半分くらいしか写っていない。残りの半分は下村酒店さんに新年の挨拶に行っているのだ。


 駅の下の様子。雪ないですね。異例の暖かさです。


 今宵の宿は駒ヶ根。岡谷行きの列車で移動する。

 参加者13名、充実した掃除でした。さあ、今夜は新年会だ。