間が空きました。
さて、喜多院さんのお隣と言うか奥の方にあるのが、あまり目立たないし観光客もあまり来ないが、その名も「仙波東照宮」、そう東照宮だ。東照宮と言えば日光が夙に有名だが、静岡の久能山と、この川越の仙波東照宮が三大東照宮と呼ばれている。(3番目については他の説もありますよ、勿論)なにしろ喜多院さんが徳川家と縁が深い事もあり、「まあ、そうだろうねぇ」と納得なのだ。
喜多院さんの鐘楼の脇を進むと、東照宮の階段に行きつく。お宮は小高い丘の上にあるのだが、これは人工的に土盛りして作ったのだそうだ。こちらは正門ではなく、閉鎖されている。
で、こちらが正門。高さが不揃いで急な階段を上った先が東照宮さん。何故か参拝者が多い。
今年は川越市市制施行100周年の記念の年と言う訳で、今まで非公開だった社殿(奥の院)や宝物類、そして御神体を公開するので、これを見ておかない手はないと出かけたのだ。
しかし、普段見せない物を見せる!ので、普段は取らない拝観料を階段下で徴収された。一人500円也、別に不満は無い。
拝観料をとるだけあって、それなりに手が入っている。最近川越で流行りの花手水があった。左奥に写っている臨時売店(とは言わないよな)ではお札などを売っていた。
立派な石灯篭が多数ある。さすが現在全国に130社あると言われる東照宮の中で三大と言われるだけはある。
この赤い鉄扉の先が、普段は全く非公開のエリア。いや~、初めて入ります。当たり前だけど。
これが普段は近寄れない奥の院、四面とも見事な彫刻で飾られている。ただ、日光と違うのはかなり色あせている事だ。長い間、補修の手が入っていないのだ。解説のおじさんの話を聞くと、「氏子が一人もいない」ので、補修したくても予算がないのだそうだ。う~~ん、三大東照宮でしょ、しかもお隣は喜多院さん。何とかしようよ川越市!
この建物の中に御神体である東照大権現像が安置されている。小振りだが見事な像だった。御神体や重文の宝物類は撮影禁止との事で見るだけだった。
見学を終えて階段を下りて帰る。階段下右側のテントが拝観料徴収所だ。
実に良い物を見ました。