新津駅に着きました。
新津は路線乗り換えの起点になるターミナル駅で、ホーム上の駅名板にある隣駅の表示も4カ所あります。この地域の人はこれで分かるけど、どっちに乗ればどの方面に至るのか旅人にはちょっと分かり難いです。
新津駅の構内にはやたらと「SL磐越物語」号の宣伝が出ていました。SL推しの駅です。
ホーム上にプリントされていたイラストです。元はSL磐越物語号で過去に使われたヘッドマークのデザイン画かな。ネズミのような動物のキャラクターはオコジョ君です。誕生が1999年・・・199X年に核の炎に包まれなくて良かった。
階段にもオコジョ君達のイラストが描かれていました。このイラストですが、このように繋がって見える位置と言うのが意外に低い。子供の目線くらいに背を屈めてやっと繋がって見えます。
ホームの端の方に除雪用の車両がいました。でもこの辺りは雪がないのでひたすら待機中です。
乗り換えて長岡駅に向かいます。間もなく陽が落ちる時間です。
長岡駅に着いた頃にはすっかり暗くなっていました。新津駅ではなかった雪が少し積もっています。長岡は新潟県中部の大きな都市で、中越と呼ばれる地域です。新潟県は上・中・下越に区分されています。県庁がある県北部の代表都市の新潟は下越で、ここ長岡が中越、南部の直江津が上越です。地図では上(北)が下越で、下(南)が上越と呼ばれるのは、都である京都により近い方が上だった事によります。
駅前にこんなモニュメントがありました。長岡名物の打ち上げ花火の3尺玉とその発射管です。3尺と言えば約1mです。直径1mの花火玉とはかなりでかいです。
ここで夕食タイムにします。選んだのは大きな駅ビル内にあるフードコートのこのお店、フレンドです。
長岡の名物、ローカルフードはこの「イタリアン」です。イタリアンと名乗っていますが、パスタではありません。ソース焼きそばの上にミートソースをかけたものです。プレーンのイタリアンは¥390と格安です。そこに唐揚げとかハンバーグとかオムレツなど1品をトッピングして¥490です。
これが僕の発注したチーズトッピングイタリアン¥490です。ベースの焼きそばは、甘めのソース味で、ミートソースにはコーンが入っていました。長岡ではごく普通のメニューのようですが、他では見ませんね。
フードコートに面したお土産物屋でこんなのを売っていました。新潟限定ヤスダヨーグルト味のハッピーターンです。ちょっと気になる。のらないでとお願いしているモコちゃんは、横に寝そべっている牛のマスコットです。
3尺玉のカット模型もありました。この大きさの中にぎっしりと黒色火薬が詰まっています。かなりの爆発力があると思われます。これが上空に打ちあがるんだから凄いです。
郷土の偉人「河井 継之助」(かわい つぐのすけ)殿です。自分はよく知らなかったです。戊辰戦争で活躍した長岡藩の家臣だそうです。
あの有名な「火焔土器」のもちろん複製が飾られていました。解説文は岡本太郎先生・・なんか爆発だ!
とにかく目を引くお土産物がありました。この目力が強い松田ペットって何だ??人間用のお菓子と注意書きがあります。
なるほど、地元では有名なペットショップの看板なのか。それをパッケージラベルにしたお菓子のようです。いつの日か時間を作って現物の看板も見たいです。
さて、いよいよ帰りの新幹線に乗る時間が迫ってきました。長岡駅の新幹線ホームは線路上にも屋根があるのですが、そこに何やら黒い鳥が大量にいました。烏がねぐらにしているようです。
とき340号が入線してきました。指定席は満席とのアナウンスがありましたが、ここ長岡駅では空席が目立ちました。しかし先の越後湯沢駅で大きなスノーボードを抱えた客でほぼ満席になりました。
大宮駅に帰ってきました。この新幹線の連結運転が旅行の翌日から中止になるとは思いませんでした。
※連結解除の原因究明が完全に終わらない時点で、意外に早く3月14日から順次再開になりました。
大宮駅にあった新幹線路線図です。あらためて見ると今日の鉄分補給の旅は、大宮駅から新幹線で郡山駅、在来線で横移動して長岡駅に、また新幹線で大宮駅に帰って来る三角形コースでした。丸々1日フリーで新幹線や特急に乗れる切符を使いながら随分小回りに済ませた感じです。フリー切符使い倒し至上主義の鉄には猛烈に批判されそうな気がしますが、この程度で納めておけば、満腹になって持て余すこともなく、次への意欲も湧くというものです。
新幹線改札にあった新幹線模型たち、約12時間でおっさんは無事に帰ってきたぞ。
この後、埼京線に乗り換えて西川越駅に帰り着きました。鉄分補給日帰りの旅はこんな感じで終了しました。鉄分が不足したらまた遊びに行こっと。