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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

見事な後日談「婚約者の友人」

2017-11-02 11:15:15 | 日記
シネスイッチ銀座で「婚約者の友人」観てきました。原案は、エルンスト•ルビッチ監督の「私の殺した男」私、今年渋谷シネマヴェーラで観ました。
1919年、戦争で婚約者フランツを失ったドイツ人のアンナ。毎日、お墓にお参りしているのですが、そこで墓に花を手向けるフランス人男性を見かけます。彼の名はアドリアン。フランツは、戦前フランスに留学していました。その頃の知り合いだと アドリアンは言うのです。が、実は彼は戦争でフランツを殺してしまった兵隊だったのです。ルビッチ監督の映画は、ここまで。
で、今作の宣伝文句が「彼の正体が明かされた時、新たな謎の扉が開く」というもの。 名匠フランソワ•オゾン監督の手にかかると、この後、どうなるのか? 楽しみに行ってきました。
観た結論は、さすが! よく出来ていました。アンナとアドリアンの恋を描いたのがルビッチ作品でしたが、こちらは、もう一捻りしていました。アンナの親族とアドリアンの親族 この対比で、思わずゾッとする場面もありました。そして、ラスト。この映画 マネの絵が大きな伏線となっているのですが、ラストでも実に効果的に使われます。見事な余韻でした。