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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

福井貴一 小須田康人 思わず見入ってしまった「取引」

2017-11-19 11:33:45 | 日記
下北沢の小劇場「シアター711」で上演中のが「取引」観てきました男4人の芝居。私、狭い劇場嫌いなので、ちょっと躊躇したんですが、内容が面白そうだったので、観に行くことにしました。この公演 オフィスコットーネという事務所の制作なんですが、この事務所 割といい作品 提供してくれるんですよ。
この「取引」という作品 FBIの囮捜査を扱ったもの。出演する4人の男優は 福井貴一 田中壮太郎 小須田康人 金井良信。福井はミュージカルで、小須田は第三舞台で、何度も観ていますが、他の2人については、恐らく初めて観るのだと思います。
物語は、アレックス(小須田)とピーター(田中)が、ジミー(福井)という政治家を罠に嵌めようとするところから始まります。ネタは「15階だてのホテルを建設する」というもの。交渉にあたるのは、ピーター。やがて、ジミーは罠にかかります。が、彼らの本丸は、彼の後ろにいるトミー(金井)でした。彼は、次期州知事の呼び声も高い大物。ジミーとトミーは幼馴染で、ジミーを足がかりにしてトミーに接触しようという作戦です。
紆余曲折ありましたが、作戦は成功。さらに、トミーにも賄賂を受け取らせることにも成功。万々歳かと思った瞬間 罠に気づいたトミーが金を返してきます。しかも、この過程で意外な事実が分かります。悪徳政治家だとばかり思っていたジミーが、実は清廉潔白な政治家だったということ。ピーターは「過去に賄賂を受け取ったことのない政治家は狙わない」という信条を持っていますので、悩みます。そして•••
約2時間のお話ですが、なかなか見ごたえがありました。4人の役柄も、性格付けがはっきりしてますので、分かりやすい。骨太のいい作品だと思います。
昨夜は、アフタートークがあり、プロデューサーと女優の松永玲子 出演者の小須田康人の鼎談があったのですが、これまた裏話も多く 楽しませてくれました。