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薬に頼らない「うつ病」治療(3)・・・日本で始まった新たな「診断」「光トポグラフィー検査」

2012年03月14日 | 医療・治療
 薬に頼らない画期的な「うつ病」治療・・・(3)は日本で始まった新たな「診断」光トポグラフィー検査。 

 これまでの、日本での「診断」は「問診」によって行われてきた。
頼りは医師の経験、その為診断がばらつく事が多く、結果多くの患者を苦しめてきた。

 「軽い認知症」と誤診された女性が1カ月で劇的に治癒したケースがある。。
山口大学医学部付属病院(山口県宇部市)では、2年前から 「光トポグラフィー検査」を行っている。
    


光トポグラフィー検査」とは・・・頭にきん赤外線をあて、DLPFCやその周辺を血液量の変化から調べる装置。
  


言葉を考えている時の脳の血液量の変化を読み取ると、「うつ病」なのか「他の病気」なのかが見分けられるというもの。
健康の人の場合、・・・・・・・言葉を考えると血液量が増える。
「うつ病」の場合・・・・・・・言葉を考えている間も血液量はほとんど増えない。
  


グラフでパターンを見ると
「うつ病」の場合・・・・・・・・・・・・・・・ほとんど変化がない。
「統合失調症」の場合・・・・・・・・・・・・・不規則に上下する。
「双極性障害」(そううつ病)の場合・・・・・・ゆっくりと、上昇する。



全国13か所で検査が行われているが、千葉県印西市にある日本医科大学千葉北総病院でも受診できる。
「うつ病」患者の中に「双極性障害」と誤診される場合が4割に達している。
「双極性障害」患者の中には、そう状態の期間が短く、うつ状態が長く続く場合が、かなりの割合をしめている。
患者は鬱状態の時に受診することが多いので、「うつ病」と誤診される事が多いという。
  


投薬された抗うつ薬によって、気分の波が押し上げられる。
「鬱」から「そう」に極端に気分が高揚し、危険な衝動にかられる事があり、患者の命に関わる危険性があるという。


*DLPFC=The dorsolateral prefrontal cortex
                              2月12日OA「NHKSPより」


  次回(4)は・・・DSM-IVーTR  精神疾患の分類と診断 です。

                          
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