田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

卵掛け御飯

2015-11-24 16:59:23 | ヒゲの毒舌
ネットで見た写真 ~ お茶碗に白ご飯、その上に生たまごが一個のっている。
TKGと言うらしい。 いわゆる、たまご掛けご飯です。
卵がツヤツヤして、如何にも美味そう!
しかし、ヒゲ的には、この見事な映像に違和感があるのです。
何故だろう?
          
大鵬が活躍するちょっと前の熊本。
まだ、食糧事情が悪い時代でした。
当然、玉子も非常に貴重品です。
そんな或る日、ヒゲは花園の親戚筋を訪ねました。
この家はニワトリを飼っていたから、玉子にありつけるチャンスがあるぞー。 (笑)
田舎に行くと、こんな風景をよく見たものです。
                

子供達の仕事として、鶏に近づく蛇を追い払う事が与えられていました。
しかし、小学生のヒゲ達も、色々夢中になりやすい年頃です。
その時も、室内ゲームに心奪われていました。
縁の下から、「 ク、ク、ク、クー 」 と、けたたましい声が聞こえました。
「 シマッター! 」 ヒゲ達が飛び出すと、青大将が庭を横切るところでした。
首下のところが、プックリと卵大に膨らんでいます。
ヒゲ達が、悔しまぎれに石を投げつけると、奴め(!)ほうほうの体で庭から脱したのでした。

なにしろ、自分達が食べれるチャンスがあったのを、むざむざ横取りされたのです。
子供達の無念たるや!!
一個を半分こして、食べなければなりませんでした。
玉子を箸で半分に切ろうとするのですが、子供には、なかなか上手く分けれません。
白身がどちらかに片寄ってしまうのです。
一旦ご飯に入った玉子は、元に戻せません。
結局、どちらかが随分少ないたまご掛けご飯になり、後味の悪い事に。 (笑)

そう、冒頭の玉子写真に違和感があったのは、一個乗せご飯だったからです。
一膳のご飯に、一個の玉子をのっけられる様になったのは、ずいぶん後の時代でした。
ネットの記事を読み進めると、白身カッターなる商品も開発されているらしい。
あの頃、こんな商品があったら、白身をキレイに半分分けして食べれたハズだろう。
しかし、蛇から守った貴重な玉子を、半分にして頂いたアノ味は、忘れ難い。
こんな時代でしたから。   
                 
                   
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