熊日新聞で非常に興味深い投稿を見つけましたので、ご紹介します。
≪ 読書ひろば 福田小波 81 元教諭 熊本市 ≫
『 内気の教え子 谷村新司さん 』
もう何十年も前のことですが、大阪に住む姉の娘が
「 おばちゃん、アリスの谷村新司が小波おばちゃんのことを
ラジオで呼んでたよ 」と電話をくれたことがありました。
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私が新任教師として大阪府立大和川高校に赴任した時、
谷村さんも入学したのでした。
一年生で古典漢文を、二年生で現国を受け持ちました。
授業中に指名すると真っ赤になって、やおら立ち上がり、
何も答えずもじもじしているという恥ずかしがり屋の生徒さんでした。
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彼が紫綬褒章を受けた時はお祝いの言葉と、
「 百年歌い継がれる歌手になって下さいね 」と手紙を書きました。
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彼の曲は歌詞がいい。
顔を赤くして何も言えず目を伏せていた彼でしたが、心の中は
燃え立つような情熱がたぎっていたのだなあと思います。
思いがけない早い旅立ちの報に接し、心よりご冥福を祈ります。
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