田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

タイム・トンネル

2018-09-26 15:45:17 | ヒゲの毒舌
1960年代の米国制作ドラマ 『 タイム・トンネル 』
世代的には、もう観ていた人も少なくなっているでしょうか?
「 古すぎる! 」 と言われそうです。
当時、世界史は太平洋戦争しか知らなかったプラモオタクのヒゲには、
新しい世界への窓口になりました。
         
タイムスリップ物のはしりですが、現在観る物とは、まるで違います。
リアル感が、ややドキュメンタリー風で良いのです。
なにしろ、ドラマに登場するタイムマシンも、やっと出来上がったばかりです。
一体、どこの時代にワープするかは機械任せ。 
なんとも恐〜いお話!?
だから、二人の主人公がタイムスリップした瞬間の最初のセリフは、
  「 此所はどこだ? いつの時代だ? 」
このふたつの疑問を解くことからでした。
そして何気に、それが歴史の転換点になる場面に出くわすから面白い。
          
記憶しているシーンでは、フランス革命後半のパリ。
主人公たちが逮捕されそうになった時、ある警ら兵が登場して助けた。
主人公が名前を問うと、警ら兵は 「 ボナパルト 」 と答えた。
若き日のナポレオンでした。
歴史では、この後、若きボナパルトは手柄を積み重ね、とうとう皇帝の地位に。
             
もう一度、このドラマ 『 タイム・トンネル 』 を創って欲しいものだ。
リメイク物だから、タイム・マシーンが出来上がったのは現代ということで。
そして、ヒゲが是非観たい企画シナリオがあります。

主人公二人が、前作同様に、スパークするトンネルに入って行きます。
そしてワープし、もんどり打って道路に転びます。
起き上がり、周りを見渡すと、大都会のど真ん中みたいです。
二人は、ホッとしたのですが、なにやら景色がおかしい。
物音がしないからです。
都会なのに、人びとも見えない!? 犬猫は、時折、姿を見せるのですが。
試しに建物に入ってみると、どうやら場所は東南アジアの国みたいです。
しかし、どの建物に入っても人影はありません。
まるで、ゴーストタウンです。
でも、つい最近まで人びとが暮らしていた気配があるのです。
それが、突然何かがあって、急がされたように家を出た跡があります。
何があったのか?

歩き続けて郊外に出ると、小屋の中には無数のシャレコウベが積んであり、身がすくむ二人。
更に進むと、田畑にも沢山の遺体が放置され、一帯はキリング・フィールドです。
近くで、木に縛られた人を見つけ、救い出します。
小学校教師だと言うその人から事情を聴くと、カンボジアのプノンペンから
此所に連れて来られた。  
時は、1978年らしい。

詳しく経緯を聞いていたら、いつの間にか周りを囲まれてます。
なんと! おおぜいの子供達が武装しています。
教師は青ざめます。
 「 今ここでは、教師という職業は虐殺の対象なんです。 」
銃口を突きつけられた二人の前に、隊長が現れて問います。
 「 お前らは、インテリだな。 研究者か? 」
「 そうだ 」 と返事するや、子供達は撃鉄を起こします。
“ インテリ ” という言葉に、反応したらしい。
「 なぜ何だ? 僕たちを殺す理由があるのか? そもそも、君は誰なんだ! 」
彼は答えます。 「 わしはポル ・ポト だ 」
そして、処刑する為、壁の前に並ばせられた時に、二人はスーッと消え去ったのです。
呆然とする子供兵士達。
                 

       人気ブログランキングへ 
       http://blog.with2.net/link.php?1046790  
              ↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 喰い逃げ犯をさがせ? | トップ | ドリーム クルーズ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ヒゲの毒舌」カテゴリの最新記事