ドアを蹴破って入って来たその男は、ダグに近づいて言った。
「 おいインテリ!
お前がカポネの会計士だな? 証拠の取引書類を出しな。 」
ダグ
「 失礼な奴だな~
そんな事を人に尋ねる前に、自分が先ず名乗るのが筋ではないか? 」
「 俺はFBIのエリオット・ネスと云う者だ。
カポネの脱税を追っているんだ。
ところで、お前たちの飲んでるビールに、配給券はあるのか? 」
ヒゲ
「 いや、我々は通りすがりの者だから無いんだ。
どうか、この現生を袖の下に受けて欲しい。 」
ネス
「 それは駄目だ。 我々は、ワイロの金にはタッチ出来ないのだ! 」
その時でした。 外に居た連絡員が飛び込んで来て、ネスに耳打ちする。
報告を聴いたネス達は、顔色を変えて飛び出して行った。
いったい何が起きたのだろうか?
ダグとヒゲも後を追った。
すると、ビルの地下から次々と銃殺されたギャングの遺体が搬送されている。
ふっと新聞を見ると、1929年2月14日とある。
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