応援クリック
こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です
前回、この度の移民政策の土台となる、現行の『技能実習』という在留資格についてのさわりだけふれました
今回はもう少し詳しく見て行きましょう
と、その前に
想像してみて欲しいことがあります
小平次の住む地域でも実際にあるんですが、クラスの3分の1相当の子供が中国人や韓国人、ってな小学校があるんです
東京近郊には団地の一棟まるまる居住者が中国人なんてとこもあるそうです
今すでにこんな状況ですので、今回の法案が成立し施行されれば、20年後くらいには大変な数の外国人が、て言っても主に中国人とベトナム人になりますかね、街中に溢れかえり、クラスの3分の1どころか、中国人を中心にした外国人が、クラスの大半を占める、なんてことも普通になるでしょう
で、小学校や中学校、そのクラスの大半が中国人なんてなったら、どうでしょう、学校の歴史教科書なんかについて
『南京での30万人大虐殺の記述を載せろ!』
なんて徒党を組んで抗議する、ってなことが決して非現実的な話ではなくなるだろうと思うのです
その上安倍首相は
『外国人に対して自国の価値観を強制するようなことがあってはならない。お互いが尊重し合えるような共生社会の実現に向け、環境整備を進めていく』
と、膨大な数になるであろう中国人の価値観にも合わせろって言ってるんですから、今までの政府の対応からすれば、声の大きな連中の言うこと聞いて、事なかれに処理して最後にはいいようにやられてしまう
せっかく南京大虐殺なんて、そういう話がねつ造だと、多くの日本人が認識するようになったってのに
小平次から見ればもはやこれは日本崩壊、まさしく極左の望み通りになっちゃうわけです
いやあ、いくら中国人でも日本に来たらそこまでしないだろう、と思われますか?
保守を自認しながら、今回の法案に賛成という方々はこういうことまで考えてみて欲しいと思うのです
さて、では前回からの続きで、この度の外国人の受け入れ拡大がなぜ『移民』ということになるのか
共にみてまいりましょう
この度の移民政策の土台となる、現行の『技能実習』とはいかなる在留資格なのでしょう(在留資格については前回の記事をご参照ください)
在留資格には基本的に、就労可のものと就労不可のものがあります
技能実習は当然に就労可の在留資格です
基本的に『永住者』とか『日本人の配偶者』と言った在留資格をもつ外国人は、ほぼどんな仕事をしてもかまいません
転職ももちろんOKですし、家族を母国から呼んでも問題ありません
その他の就労可能な在留資格、例えば通訳の仕事をするんであれば『技術・人文知識・国際業務』という在留資格を得なくてはなりません
この『技術・人文知識・国際業務』のような在留資格は、上記の『永住』などと違って、やっていい仕事が限定的であります
『技術・人文知識・国際業務』で通訳をやっている外国人が、工場のラインで働くとかってのはダメなのですね
上記の『永住者』などの就労制限のほとんどない在留資格以外は、転職はできてもやっていい仕事は限定的ということなわけです
ちなみにプロ野球やサッカーの助っ人外人の在留資格は
『興業』
だからバレンティンが試合のない日にコンビニでバイトなんかしてはいけないのです(まあ、そんなことあるはずもありませんが)
で、今話題の『技能実習』、どんな在留資格なんでしょう
技能実習という在留資格は上記の『技術・人文知識・国際業務』他の在留資格に比べましても、よりやっていい仕事が限定的です
原則転職も不可です
この技能実習制度が始まる前、日本において外国人が働くってのにはある程度のスキルが求められていたわけです
例えば通訳、って言えば当たり前のことですが、最低日本語が日本人に近いレベルで話せなきゃいけません
その他の在留資格も同じです
IT関連のスキルが高いとか、医療の専門家であるとか…
そういうことで、例えば建設現場で働くとか、キュウリを摘み取るとか、そういう出稼ぎ労働的な仕事をするための在留資格はなかったのです
そこでできた苦肉の策が
『技能実習制度』
なわけです
その目的、趣旨は、建前上
『技能実習制度の目的・趣旨は、我が国で培われた技能、技術又は知識(以下「技能等」という。)の開発途上地域等への移転を図り、当該開発途上地域等の経済発展を担う「人づくり」に寄与する』
という名目で、一応は国際貢献を謳っているわけですが、まあ実態は『出稼ぎ労働』です
元々『研修』という制度で始まったんですが、小平次は、自民党議員と連携してこの制度を立ち上げた関係者を良く知っているので、多少は詳しいわけです
何が
『苦肉の策』
なのかと申しますと、建設やら農業、その他製造業なんかでも随分前から人手不足って騒がれてまして、でもやはり『移民』ってことになると反発も大きいし、当時の議員さんの中には、やはり『移民』はダメだって思っていた人たちもいて、それでも人手不足を解消するため、限定的、期限付きで外国人を受け入れようってことで始まったんですね
この技能実習という在留資格は、去年の11月までは最長で3年、在留期限の更新も不可、転職も原則ダメ、働いて良い仕事もかなり厳格に定められています
単に建設業と言ってもその職種はたくさんあるわけでして、建物を造る時、高所作業もできるように足場を組む足場屋さんは『とび作業』とくくられておりまして、この『とび作業』で技能実習という在留資格を得た人は、それに関連しない、例えば大工仕事なんかをしたりとか、土地を整地したりとかって仕事をしてはいけないのです
先の通訳の仕事で例えれば、英語の通訳で在留資格を得た人がスペイン語の通訳はやってはダメってくらいの制限がついているのです
つまり、一定の期間、決められた会社で決められた仕事をして、期限が満了したらお帰り頂く、その後、同じ『技能実習』という在留資格で再び日本に来ることはできません
『移民』を認めるわけにはいかない中で、期限付き、仕事の制限付きでどうにか人材の確保をしようって始まったもので、その辺が『苦肉の策』ってことなんです
さて、次回以降、この技能実習の現状と、どれだけ今、我が国がこの技能実習という制度において、なんともへんてこりんなおかしなことをやっているのかってことを共に学んで参りたいと思います
では今回はこの辺で
御免!