こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です
ロシアとウクライナの戦争、いつまで続くんでしょうか
中々終わりが見えませんが、ちょっと整理したいと思います
事は実は単純で、ウクライナ国内の内戦に対し、ロシアが軍事侵攻した
これは明白な国際法違反であり許されない
日本のみならず、世界はこのような『侵略戦争』に対し、断固戦わなくてはならない
というのが、今起きている出来事です
それが、複雑化し、戦争が長期化しているのは、当のロシア側はまったくそんな風には考えていないからではないでしょうか
さらに、西側の政治家、メディア、識者は、プーチンさんをイカれた独裁者と強調し、なぜロシアが『侵略戦争』だと思っていないのか、について、全く考えようともしない、もしくは、わかっていても口に出せない、からだと思っています
今回の戦争については、ロシアの発表するものは全てプロパガンダ、フェイクであり、特に日本では西側の報道だけが真実としてただ垂れ流され、時に意図的に話が盛られて報道されています
アメリカ民主党や、それと繋がる大資本家たちがどれだけ悪党であっても、『国際法の遵守』を徹底することが戦争を無くすための希望ではありますが、プーチンさんとロシア国民の多くは、西側、特にアメリカ民主党と、それと連るんでいる大資本家たちこそが、それを遵守せず、周辺地域で自分たちの価値観であるミンシュシュギモドキを押し付けようと、時に革命や暴動を扇動している、そう考えているんじゃないですかね
これじゃあ、戦争は終わりません
ユーゴスラビアのブルドーザー革命
ジョージアのバラ革命
ウクライナのオレンジ革命
キルギスのチューリップ革命
ちょっと離れてアフリカから始まったジャスミン革命からアラブの春
カダフィさんの最後はちょっと残酷でしたね
これらは、ジョージソロスの設立したオープンソサエティ財団などから資金援助を受けた、オトポールなどの学生市民団体が、独裁者を倒し、民主主義を手に入れる、といった流れで起きてきました
まさに西側ミンシュシュギの押し売りです
そしてウクライナのマイダン革命、政権が退陣に追い込まれましたが、これにアメリカが関与していたことはオバマがCNNのインタビューでぽろっと言っちゃったことが話題になりました
さらには、オバマ政権の国務次官補、ヌーランドが、政権転覆後のウクライナ政府の人事にまで口を出していた会話の録音がリークされ、これも話題になりました
その後、東部ロシア系住民の多いドネツク州などで、ウクライナ軍の住民迫害、暴力などが日常化する、そして、ロシアの侵攻直前、バイデンがロシアの軍事侵攻を予言した後、一般市民のいる地域へのウクライナ軍の砲撃が激しくなりました(このへんのことは西側の人権監視団の正式な記録に残っている)
ロシア系住民に対する差別や迫害について、西側のジャーナリストを含み多数の動画を検索することができます
もちろんその中にはフェイクもあるかもしれませんし、反政府軍、クリミアなどでのロシア軍による暴力なども報告はされています
ちょっと興味深い資料
『ウクライナ人権報告書 2016』
これは、米国国務省の報告書を、日本の法務省入管局が翻訳をしたものですが、ウクライナ軍の東部地域でのロシア語話者に対する非道な振る舞いが書かれております(同時に反政府軍の非道もいくつか報告されています)
さて、そういう一連の流れの中で、ロシアの軍事侵攻となり、その上でプーチンさんの支持率は80%前後です
それは、独裁国家が操作した作り物だ、と考える人が多数だと思いますが、比較的信頼度が高いとされるロシアの独立系世論調査機関レバダ・センターの調査でこういう結果が出ています
レバダ・センターは、この調査結果に対し、年齢層として高齢になるにつれ支持率が高く、また低所得、低学歴層に支持者が多いと言っています
ちょっと、ん? ではありますが、こういう否定的な物言いをするということは、逆に支持率については、それなりに信憑性が高いのかもしれません
それでも、ロシア国内での調査では、やはり言いたいことを言えない空気もあるのかもしれません、この点については、ちょっと忘れちゃいましたが、そういうバイアスがかからない調査方法があるらしく、それでも結果は一緒だそうです
また、ロシア国内よりは本音が言いやすいであろう、日本在住のロシア人ブロガーさんや、ユーチューバーさん、比較的若い世代の考えを見ても、プーチンさんを支持、今回の戦争を『祖国防衛とロシア人解放のための軍事作戦』と考えている人も多いようです(もちろん反対の人も)
『ロシアと日本を絆ぐジェーニャブログ』
日本、静岡在住、ロシア語教師さんのブログですが、なかなか面白いです(けっこう美人さん)
『コロナが危ない、ワクチン打たないと死ぬ!つべこべ言わずに打て!(という社会的価値観)
感情を恐怖で煽って、さも自分で考えたように思わされがちですが、無思考な人ほど、言われるがままに、その通りに行動してしまいます。(他人軸)』
とはジェーニャさんのお言葉
ちょっと話が逸れましたが、西側世界からは非道な独裁者、と言われるプーチンさんですが、国民の人気は高い
一部では、ロシア国民よ目を覚ませ!
と言った論調も見られますが、先にご紹介したジェーニャさんは実に冷静です
ロシアにはロシアのプロパガンダが含まれていることもよくわかっていらっしゃいます
その上で真実を見極めようと、十分に目を覚ましていらっしゃいます
30年前、ソ連が崩壊し、ミンシュシュギとジユウがいきなりやってきた
帝政ロシアの頃からソ連時代、ミンシュシュギとジユウなどと無縁だったロシア国民は、西側のいう都合のいいジユウの意味が分からず、多くの外国資本に食い荒らされ、国内のマフィアなどが弱肉強食のジユウを振りかざし、暴力や強奪が横行、治安も乱れ、経済もボロボロ、ロシア国民は命の危険と貧困に苦しむことになった
そこへプーチンさんが登場し、儲ける事しか考えない外国資本家を追い出し、国内の資本家には多少甘い汁を吸わせながらも経済を立て直し、治安も回復させた、やがてロシア国民に平和と安定した仕事、生活がもたらされた
すると、ロシア周辺で、ジユウを求める市民革命が、西側の資本家、アメリカの支援で、時に暴力も含み次々と起こる、やがて兄弟国で最後の砦とも言えるウクライナでやはり革命がおき、NATO加盟をほのめかし、ロシアを取り囲むように軍事的な脅威までをちらつかせた
この流れがあるからこそ、ロシア国民はプーチンさんを支持し、『国家存亡をかけた、祖国防衛の戦い』と考えているんじゃないでしょうか
ある人の論に、『ロシア人は、民主主義の自由よりも強いリーダーシップによる独裁の方を望んでいる国民性がある』とありましたが、もしかしたらそうかもしれません
同じ独裁者と言われる北の将軍様は国民を飢えさせていますが、プーチンさんは豊かにしたのですから
こういう状況ですから、いくら『国際法の遵守』をロシアにさせようとして、経済制裁を課し、ウクライナに武器を供与しても、核兵器を保有するロシアが引くことは考えられず、現状では戦争は長期化していくしかありません
『ロシアが撤退すれいいだけの話』
と、それなりの専門家や識者までもが言っていますが、撤退するはずがありません
先日、娘が
『どうしたら戦争は終わるかな』
と聞いてきたので、こう答えました
『今のままじゃ難しいだろうな、でも、トランプが再選したら終わるかも』
『なんで?』
『トランプはNATOを脱退する、と言っていたから、もしそれが実現したら、ロシアは一先ずの脅威がなくなり、アメリカを仲介に和平案に乗るかも』
『どんな和平案?』
『難しいなあ! どうだろう、とりあえず、まあもうクリミアは無理だろうけど、東部地域の独立は一旦棚上げにして、ロシア軍もウクライナ軍も撤退、特に東部地域の住民の安全が保障されるよう、国連軍と、第三国の監視団をおき、一応ウクライナ領として完全な自治を認める、まあ、そのあと独立したいと言って住民投票を実施、とかってなるとまたもめるかもしれないけど、ひとまず休戦、を優先する、そんなとこかなあ』
さて、困難なことではありますが、国際法違反をいくらロシアに問うても、当のロシアは国民含めそうは考えていないんですから、戦争の長期化を避けるべく、まずはとにかく話し合いのために休戦、それを主導しようとする国や指導者がいないことが一番の悲劇です
まあ、ロシアは交渉相手はウクライナだとは思っていないようですが…
御免!
最も影響力がある日本が、
無意味なロシアへの経済制裁
ウクライナへの支援をやめれば
戦争は終わる。と思いますが、
そんなこと言ったら
安倍さんや橋本さん、中川さんや、
田中角栄さんみたいになっちゃいますから
無理でしょうね。
コメントありがとうございます
>>安倍さんや橋本さん、中川さんや、田中角栄さんみたいになっちゃいますから
みんなやられちゃいましたね
こういうこと言うとやっぱり陰謀論とか言われるんでしょうけど、鳩山さんが『日本の首相は何も自分できめることができない、ということを総理になって初めて知りました』、とぽろっと言っちゃいましたが、そういうことなんでしょうね