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こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です
本日は久々
「どーでもよさげなことを調べてみた」
シリーズ(?)
をお送りいたします
ふと思った
「フグって…、何で身体に毒を持っているんだろう…」
なぜそんなことが気になったのか
「毒を持つ怖い生きもの」
と言って、どんな生きものを真っ先に何を思い浮かべるでしょうか
小平次はやっぱり「ヘビ」ですかね
他にも「サソリ」だとか「毒グモ」だとかもいるんですが、基本的にこの生きものたちは「噛みつく」とか「刺す」と言った攻撃行為によって毒を有効に使っているわけです
外敵に襲われた時とか、獲物を仕留めるためにとか、つまりは強力な「攻撃アイテム」かつ「防御アイテム」なわけです
魚類においても、身近に堤防なんかで釣れる「ゴンズイ」だとか「ハオコゼ」なんて小魚たちも背びれや胸びれに毒バリを武装していて、襲われたりした時に「ブス」っとやるわけです
ちなみに小平次はこの「ゴンズイ」や「ハオコゼ」にブスっとやられてひどい目にあったことが何度かあります
ゴンズイ
ハオコゼ
このように毒を持つ生きものってのは、獲物を毒で仕留めるケースもあるようですが、基本的には自らの
「命を守るための武器」
的要素が強いように思えるのです
そこで
「フグ」
なんですが、フグが「毒」という強力な武器を有効に使う瞬間っていうのは
「食われた時」
なわけです
つまり、身を守るも命を守るもへったくれもなく、敵にその威力を発揮した時には自らの命を落としている時なのです
つまり身を守るってことにおいては何の役にも立っていません
うーーーん…
これはどういうことなんでしょう
「道連れにしてやる!」
ってこともないでしょうし
もしかしたら海の中の大型魚、捕食者たちの間ではフグに毒があるのは有名で、うっかり食ったら死んでしまうってわかってるんでしょうか
さて、どーでも良さげなことを調べてみました
下記サイトにほぼ小平次の疑問の答えが出ておりました
http://www.muse-tokai.jp/publish/umihaku/2001/v31n1p4.html
さて、一概にフグと言っても、その種類は大変に多いのです
そして全ての種類のフグに毒があるわけでもありません
また、毒があるのは主に肝臓(キモ)や卵巣で、肉は無毒、又は食べても差し支えないくらいの微毒というフグが多いのですね
よく堤防とかで釣れる小型のフグ、「クサフグ」なんかは全身に毒があり、食べたりはできないようです
クサフグ
東京湾あたりで釣りの専門の乗合船なんかも出てる「ショウサイフグ」は、肉は微毒だそうで、以前たまたま釣ってしまった小平次は持って帰って刺身にして食べてしまいました(ナイショ!素人料理はダメですよ!)
ショウサイフグ
肝心のフグ毒についてですが、それはテトロドトキシンと言われる猛毒で、神経を麻痺させる神経毒です
時に人の命も奪う猛毒ですが、実はフグは生まれながらにして毒を持っているわけではないようです
毒性のあるエサを食べている内に徐々に体内に毒が蓄積されるそうで、養殖のフグなんかは無毒なんだそうですよ
へえええ!
実際、フグに限らず、普通は食べても平気な魚が、南方ではこの蓄積毒を有していることがあって(シガテラ毒)、時に中毒なんかも起きているのですね
しかし、それはそういう個体もいるという話で、フグの場合一定の種は確実に毒を持っているわけです
これは、テトロドトキシンのような毒性のエサを普通の魚が食べた場合、致死量であれば死んでしまいますし、微量であれば蓄積できないので吐き出したりさっさと排泄したりするのだそうですが、これに対しフグは、テトロドトキシンに強い抵抗力を持ち、むしろ好んでテトロドトキシンを含むエサを食べるそうですよ
研究によると、フグの子はこのテトロドトキシンの匂いに惹かれて集まってくるそうです
さて、ではせっかく溜めこんだその毒は、自身の身を守るのに役立っているのでしょうか
ここまで見てきた感じでは、ヘビなんかと違って、フグ本人もその身に毒を持っていることに無自覚なように思えます
現実に大型の魚が近付くと、さっと岩陰なんかに隠れちゃうそうですから
ただ、フグが大きく体を膨らませると、体内からテトロドトキシンを分泌するらしく、怒ったフグと他の魚を一緒のバケツに入れておくと、他の魚が死んでしまったりするそうで
怒って膨らんだ時だけは多少「防御アイテム」になっているのかなあ、って感じです
さて、そんな見た目も愛くるしいフグですが、実は海の中の天敵って言いますと、テトロドトキシンを好み、食べてもヘッチャラってことで
「より大型のフグ」
ということになるみたいですね
さてさて、また長々と、どーでもよさげなことを調べて書いてみました
さらりとお読み流しくださいませ
御免!
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