EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

頭脳改革CDの紙ジャケットを比較する その2

2014-03-13 16:20:54 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
頭脳改革CDの紙ジャケットを比較する 
その2


注意しているようで見落としている事ってかなりありますね。

観察している時に、際立った特徴を発見すると、
その事に意識が集中してしまうあまり、
基本的な違いを見落としている事もあります。

海外製の頭脳改革の紙ジャケットは、以前にも取り上げましたが、
見開く扉部のカットの仕方の違いが鮮烈だったので、
その他の事はあまり気にしないでいたのです。

ビクターエンタテイメントさんでは、
90年代から数度に渡って頭脳改革の紙ジャケットCDをリリースしていますが、
これが、最初の紙ジャケットであると思われます。

この紙ジャケットは、国内アナログ盤をそのまま再現しているものではなく、
背表紙(側面)に相当する部分を設けて厚みを持たせており、
その部分に帯を被せています。




20bitk2盤ジャケットとその厚み

この背表紙(側面)に厚みを持たせる仕様にする事によって、
アナログジャケットデザインの何が失われるのかというと、
ジャケットの左右の端に描かれている黒い縁が無くなっているのが解ります。


アナログ英国盤とアナログ国内盤の黒縁

しかし、それは、この「ビクターエンタテイメント20bitk2盤」に限った事ではなく、
このブログで既に取り上げている、
「西ドイツ初回アナログ盤」や、
「米国Shout Factory 紙ジャケットCD盤」においても、
同様の特徴(ジャケット正面の両端の黒縁がない)が見られますね。

左右の端に黒縁を残したデザインのままでも、ジャケットに厚みを持たせる事も可能だと思うのですが、
何故かそのようにはなっていません。

黒縁を背表紙(側面)部に持ってきているという解釈もできますね。

いずれにしましても、
この左右の端の黒縁は、頭脳改革のジャケットの絵柄の中では、
あまり重視されていない感じです。

その時々のジャケットの仕様の加工をする時に、
どうにでもなる余白部分として認識されているように思います。

以上。

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