EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ロックそのヒーローたち 1966-1972ニューロックの流れ ミュージックライフ 臨時増刊

2015-05-21 15:01:48 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
ロックそのヒーローたち 
1966-1972ニューロックの流れ
ミュージックライフ 臨時増刊



70年代のML誌よりちょっとだけ厚め

1966年はクリームが結成された年だそうで、
それをロックの一つの始まりとしてまとめたものですね。

タイトルに「ヒーローたち」とありますが、
確かにこれはロックの「ヒーロー」を取り上げて紹介しており、
数人のミュージシャンのインタビューも掲載されています。

数年も経つと、
「ヒーロー」という表現が、
「アイドル」という表現になり、
取り上げるミュージシャンも、
洋楽ロックのバンド人気に呼応して、
アイドルという言葉に相応しいミュージシャンが、
誌面を飾るようになったのだと思います。

カラー頁は全くなくて、
全部白黒。

紙はやや厚めのものを使用しており、
保存版的な感じがありますね。

大きめの写真と文章を織り交ぜながら、
英国、米国のロックシーンの流れを説明しています。
ロック史の基本書みたいな印象も受けますので、
1966年から1972年の始めにかけての、
ロック史の概観を把握するには、
うってつけの増刊号と言えそうです。
それぞれのミュージシャンの写真がとても良いです。

エマーソン、レイク&パーマーは、
バンドとして2枚の写真があるのですが、
1頁をまるごと使用している頁がこれになります。



どちらかというと、
EL&Pは、この増刊号においては、
「展覧会の絵」も出始めという事もあって、
完全に「ヒーロー」の領域に入っているとは言い難いです。
取り上げ方がそんな感じです。

もし、この書籍の対象年度が、「1966~1973」であれば、
EL&Pも、「ビッグヒーロー」として扱われていたと思います。

以上。

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