EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

小室キース好きの象徴曲「ゲット・ワイルド」の展開

2015-05-25 10:59:50 | Keith Emerson THE NICE関連
小室キース好きの象徴曲「ゲット・ワイルド」の展開



この時期はCDからカセットに録音して、
聞いていたので、プラケースも比較的綺麗な状態


TM NETWORKに関しても、小室氏に関しても、ほとんど詳しくないのですが、
最近、ふと思った事があったので、その事に触れてみたいと思います。

詳しくはないと言っても、1989年にリリースされたこのアルバムを、ほぼ、リアルタイムで購入しました。

購入した動機としては、当時、埼玉県熊谷市に転勤になってから、
FM埼玉(ナックファイブ)の放送を車で営業中に聴く時間が増えました。

その時に耳に入ってきた音楽の中で、とりわけ、関心を持ったのが、「GET WILD '89」という曲でした。
TM NETWORKは、名前ぐらいは耳にしていましたが、曲を聴いたのは初めてでしたね。

その、「GET WILD '89」が入っているCDであるという事が購入の一番の要因ですね。

この「GET WILD '89」は、1987年に大ヒットした「GET WILD」という曲をアレンジしなおした曲との事。

「GET WILD」は、アニメーションのエンディングテーマに使用された事により、
TM NETWORKのブレイクのきっかけになった曲で、
ダブルプラチナ認定をされるほどの売り上げだったようです。
1987年のリリースですね。

私は、「GET WILD '89」は、
そのタイトルから元の曲と異なったヴァージョンとなっているのだろうと思ってはいましたが、
特に元の曲に興味を抱いた事もありませんでした。

小室氏がプロになる前にEL&Pを聴いていた話は、割と知られているのだと思いますし、
EL&Pだけを強調しているわけではありませんが、現時点のウィキの中でも記されていますね。
当然、ザ・ナイスも聴いている事でしょう。
ただ、プロになってからの自身のバンドでEL&Pを弾いたという話は特に聞いていません。

また、キースからの影響をどのような形で表現しているかというのは、
その楽曲をつぶさに聴いてみないと解らない事ではあります。

ただ、最近、聴いたザ・ナイスの曲の中で、
「GET WILD」のリニューアル録音と符合をする事にようやく気が付きました。

それは、ザ・ナイスのファーストアルバムにおいて、1967年に発表された「ロンド」です。

これは、ザ・ナイスのサードアルバム、
1967年に発表された「ジャズ+クラシック/ロック=ナイス」において、
「ロンド‘69’」というタイトルでライヴ録音が収録されるわけですが、
ファーストアルバムのスタジオ録音よりも、なかなかカッコイイ展開になっています。

「ロンド」はザ・ナイスの代表曲の1つにもなって、
EL&Pの90年代以降のコンサートのアンコールにおいても、ほぼ、定番として登場してきます。

小室氏は、ザ・ナイスの代表曲、「ロンド」の再収録を、
自らのバンドの代表曲の在り方にあてはめたのだと思います。

「Rondo」1967年リリース(ナイスの思想に収録)
「Rondo 69」1969年リリース(ジャズ+クラシック/ロック=ナイスに収録)

「GET WILD」1987年リリース
「GET WILD '89」1989リリース

ザ・ナイスの「ロンド」から、ちょうど20年を経過した時に、
3人バンドのTM NETWORKは大ブレイクし、
そのブレイクした曲を2年後にリニューアルして、タイトルの最後に西暦をつけて発表したという事ですね。

小室氏は、暗にキース好きである事を、このような形で表現したかったのでしょう。

小室氏に関しては、関連ネタがあと少しあるので、またの機会に書きます。

以上。

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