イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

ガヤ社の所有の畑から造られるバローロ(Barolo “Conteisa Cerequio”)です。理

2012-05-16 09:02:43 | ブログ

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ガヤ社の所有の畑から造られるバローロ(Barolo “Conteisa Cerequio”)です。理由は解らないが、一つの畑から2種類のワインを生産しています。1998年と1999年はコンテイザ チェレクイオの表示は消えてバローロのみの表示になっています。
購入してから10年目、時間をゆっくりと架けてからの抜栓です。今までに途中経過さえリポートもせず、最初から10年間は飲めないと思いこんでいたワインです。抜栓時にガヤのワインであることを忘れ、あえなく長いコルクを折ってしまいました。
ホームページのコメントは「木イチゴや野イチゴのほんわかとした香りに、タバコ、シナモン、野バラ香りは穏やかに浮かび上がるようです。幽かにぽっと上気するような酸、滑らかでしっかりしたタンニンと輪郭のきりりとした調和のよい果実味は、巧みに構成されたバランスのよい味わいには、スパイシーなアフターテイストに有り余る存在感を余韻に長く残します。」の文面で追加して置きます。
色は透明感のある落ち着いた色をしていますし、香りや味わいも、ようやく鑑賞に値するような状態になっていると思います。
ゴールデンウイークは帯広に行ってきました。高速道路を使い約3時間をかけてミシュランに乗っていた豚丼屋さんへ。なんと10mほどの行列が出来ていました。私は並んでまで食べない主義なので、行き当たりのお店で昼食を済ませ、筑紫ガーデンを見学して帰ってきました。それにしても、市販の調味料や化学調味料をベースに作られた料理までも評価をされる世の中で、日々コツコツとやり続ける仕事を何か否定されているように思えるのは私だけでしょうか。そういえば、「2ちゃんねる」の中に皮肉が面白い書き込みを見つけました。「金富士はどうした」(近所の古くからの焼鳥屋さんです。)です。私が見た中ではこれが最高の皮肉に思えました。