帰雁図鐔 (鐔の歴史)
帰雁図鐔
無銘だが会津正阿弥派の作。遠く霞む山並みに塔、近景として小舟に釣り人、芦が水辺に迫り、帰雁の群が見える。余りにも揃い過ぎているかとも感じられる作で、金家再現の意識が鮮明であることがわかる。85ミリ。
帰雁図鐔
金家が宗湛・宗継筆の襖絵を見たと思われるように、この金工も宗湛・宗継筆の襖絵、あるいはそれを写した狩野派の作品を見たのかもしれない。この鐔では水辺の芦を省略して小波の立つ水面のみを背景としている。呼び合う雁、すうっと舞い降りる雁、桃山頃に流行したであろう芦雁図を手本とし、金家とは異なるも同趣を表現している。87ミリ。
帰雁図鐔
無銘だが会津正阿弥派の作。遠く霞む山並みに塔、近景として小舟に釣り人、芦が水辺に迫り、帰雁の群が見える。余りにも揃い過ぎているかとも感じられる作で、金家再現の意識が鮮明であることがわかる。85ミリ。
帰雁図鐔
金家が宗湛・宗継筆の襖絵を見たと思われるように、この金工も宗湛・宗継筆の襖絵、あるいはそれを写した狩野派の作品を見たのかもしれない。この鐔では水辺の芦を省略して小波の立つ水面のみを背景としている。呼び合う雁、すうっと舞い降りる雁、桃山頃に流行したであろう芦雁図を手本とし、金家とは異なるも同趣を表現している。87ミリ。