新笠通信 奄美電信版

 Copyright (C) 2010 shinkasatsushin All Rights Reserved.

オンライン機器を一時的に稼動再開させるには携帯電話通信回線等に接続を切り換える必要があります

2010-10-21 23:40:30 | Diaries
画像は鹿屋からの応援が到着した夕方18時前の奄美空港の映像

奄美大島では土砂崩れなどにより電話線が切断された影響で大部分の地域で家庭用電話回線が使用不能、通話のできない状態となっています。

奄美大島の北部では電気は供給されていますが電話回線が使用できないために龍郷町役場、奄美空港へ電話がつながらない状況が丸一日続き現在でも復旧のめどはたっていません。
電話回線が使用できなかったことにより21日奄美空港発着の航空便はほとんど欠航となってしまいました。

災害非常時に備え複数の携帯電話通信回線を常時スタンバイさせておくことでオンラインを維持することができます。

データ通信を維持するために非常時に固定回線網から携帯電話網へ切り換えられるよう複数種の通信回線をスタンバイさせておく必要、切り換え手順を確立しておく必要がありそうです。

奄美大島北部は龍郷町国道58号線屋入トンネルを挟んで完全に分断された状況が続いています

2010-10-21 21:30:28 | Diaries
奄美空港方面から龍郷町役場方面、奄美市名瀬市街地へと向かう幹線道路国道58号線屋入トンネルの入り口手前です。この先屋入トンネルを通過してすぐの地点の土砂崩れによる道路への被害状況は、空港方面からみた感じでは、絶望的であるといえます。2日3日で復旧、片側通行を許可できるまでに回復できるような感じはまったくありません。

上空から撮影した映像による判断は絶対に必要です。

奄美大島本島内各地を連絡する海上輸送ルートは絶対に確保する必要があります。

奄美空港に続々支援者ならびに支援物資が届いても屋入トンネルより南に案内、持ち込むことは不可能です。

奄美大島本島への物流は(主に重量物)名瀬港へ積み下ろす船舶輸送によって成り立っている面がほとんどです。

船舶で名瀬港に届けられた物資は屋入トンネルより北へ届けられません。航空機で奄美空港へ届けられた物資は屋入トンネルより南へ届けられません。

笠利方面、龍郷方面、名瀬方面を連絡する海上輸送航路が必要です。

陸上交通機能が停止している奄美大島では輸送艦による物流支援を必要としています。

2010-10-21 15:27:53 | Diaries
奄美大島 北部 では 幹線道路の多くの地点で道路の陥没、土砂崩れが発生しており、各地点で全面通行止めが続いています。
北から笠利地区、龍郷地区、名瀬地区とこれら北部3地域間でなくても車での移動は不可能となっており、人の移動、物流は停止し奄美大島本島内のいたるところで離島なのに陸の孤島が発生しているというような状況となっています。

空港のある笠利地区から龍郷地区、名瀬地区各地をむすんで貨物トラックを輸送できる海上貨物ルートを実現しておかないと、主に航空貨物の物流機能の停止が長時間にわたり続くことになりそうです。

鹿児島から奄美市の名瀬へ行くには、一般旅客であればいったん飛行機で徳之島へ行きそれから船便で名瀬へ向かうルートが最短時間で到着できるというような状況となっています。

国道の安全使用が見込まれるまでの間は、島内各地を連絡する輸送艦の支援なしでは必要物資の供給がおぼつかない状況となっています。