気づいたら足元にひな鳥がたたずんでじっとしていた。 気がつかないで伐採しているうちに巣ごと地面に落下させたか?
1匹いや2匹いる。 このままでは気づかないうちに足で踏んづけてしまう。それもなんなので、手で抱きかかえそばにあった木の切り株にそっと載せた。
ここでは、自分の手で何年もかけて大事に育てた、山羊、にわとりを、めでたいことがあった時に、育てた人間が首をはね血を抜いて、羽根があったらはがして、何時間もゆでて、その生物が大地から授かったエネルギーをみなで分け合って引き継ぐ。
そこまですべて自分の手で行う。
ほかの人間に首をはねさせてはいけない。調理させてはいけない。
毎日餌をあげていたあなたが自分の手で行う。
巣からそんなに離れてはいない距離 目につきやすい所に 留まっていたこの鳥が たぶん 親鳥だろう
2016年11月2日 夕刻