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がん医科歯科連携

2017-05-04 08:22:02 | Diaries
この薬がみんなに効くというわけではない
この歌がみんなに効くというわけではない
優れた指導者に倒れてもらうわけにはいかない

奄美大島には高校を出ていないおじいちゃんおばあちゃんがたくさんいます。「病院に行くときはお薬手帳を持ち歩きましょう」と何度言っても持って行こうとしません。
眼科であっても歯科であっても自分が他の病院でどんな治療を受けているのか、どんな薬を使っているのか伝える必要があるということを理解できません。

あなたはがん治療を始めていて、がん細胞とともに成長の早い正常な細胞までをも薬で増殖を抑えこんでいるので、まともな血液をしていない。
それを知ってもらう必要があるのです。

がん治療中にほかの病気で急に手術しなければならないようなことがあると、抗がん剤を中断して血液の状態を少しでも良好にする必要があるので、がん治療している病院とスケジュール調整、休薬期間の設定を行う必要が出てくるでしょう。
それをやっている、がん治療医科歯科連携を実践しているようなところが近所にないならば、自分の身は自分でまもるしかありません。
闘病中の本人や、家族が、「こういうケアを受けていません。がん治療中であることが考慮されていません。」と、闘病日誌を続けていく、残していく必要があります。

(c) 国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター
全国共通がん医科歯科連携講習会テキスト
3. がん薬物療法を受ける患者の歯科治療・口腔ケア(PDF:13,268KB、34ページ)

http://ganjoho.jp/med_pro/med_info/medical_info/koshukai_text.html