吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

シックハウス対策の仕掛け人

2006-04-25 10:21:35 | Weblog
シックハウス対策というのは こんな奇抜な奇怪な法律 どこかに仕掛け人がいるはずである  
そういう思いはこの法律の施行前から胡散臭く感じてはいた
前回の記事で書いたように、ハウスメーカーの住宅は10年ほど前に”高気密高断熱”で一度は大ブレイクしたのだ。国もマスコミも”いろり”で採暖する田舎の開放的な住宅と比較して高気密高断熱がいかにエネルギー政策上優れているかを謳ってきたのである。 ところが その為に こんどはシックハウス症候群の問題が表面化すると一転 中途半端な機械換気をせよ という (自然換気でも良い様に法律はなっているがこんなことは出来ないのは明らか。 その裏をかく秘策はあるが・・)
なんか変だ
建材メーカーと大規模ハウスメーカー 換気メーカーを守り 健康を守る大儀を全て満足させるために 東大出の官僚が夜な夜な○○○ンシャブシャブで知恵を絞ったのではなかろうか と考えれば合理的である
 すぐあんたはそういうひねた見方をする
はいすみません 育ちが悪いもので
これにより ハウスメーカーは在来工法でこつこつやっている大工さんたちにも相変わらず優位にたてる いずれ  儲かったら 天下り先も増やせる  ヤッパ企業を太らせないとね 中央官庁に入った意味ないし
いずれにしても 隙間の多い家であろうと気密の高い家であろうと 同じ対策をしないといけなくなったのだ これにより高気密による競争力は依然として保てる ホット一息 持つべきものは官僚の友人
本来ルーズなサッシで大きな窓があると 十分な給気が見込めたのだが とにかく穴を開けろというわけだ  こんなこと言われる前から俺は必要な場合はやってた (建築家が嫌がるのを強引に説き伏せて) こんなことはプロが判断することだ
そして 24時間換気? 誰もする訳ないじゃん 
実にあほらしい法律が出来た 
いまは ○RIではこの審査に多くの時間を裂いている 来年は違うトレンドが出現してもっといいかげんになるに違いない 
コメント (2)
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