さざえのつぶやき

音楽活動を中心に、日頃の思ったこと感じたことを日記のように綴っていこうと思います。

湊町リバープレイス

2008年08月31日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
今日は午後から、難波駅に隣する「湊町リバープレイス」へと足を運んだ。
毎月行われる、音楽仲間の竹本君主催のチャリティーライブ「LOVE YOUTHFUL PARK」の日だったから。
今日は初めて観客として参加、行くことも伝えていなかったので、驚かせてやろうと思って控え室に行くと、 いろはさんこと馬場さん、きりんこと弓巾くん、mushimaRこと松村くん、そして竹本くんがちょうどそこに居た。 そして顔なじみになってきたスタッフの方々と気持ちよく挨拶をしたあと、3時から始まったライブを最終の21時までどっぷりとオーディエンスになってきた。

毎月続けてきてるんや、このイベント・・・。
そう思って観ていると、竹本君を中心に動いているスタッフ、毎回参加しているミュージシャン達の情熱が、最近の情けない自分を振るい立たせようとしていた。
朝起きたとき、家を出ることにおっくうになっていたけど、今日は出かけていって正解だった。 これでまた、明日からがんばれる。

あなたを初めて抱きしめた夜に

2008年08月23日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
彼と出会ったのは、音楽雑誌「バンドやろうぜ!」のメンバー募集コーナーに、僕が「アコースティックを中心としたバンドを・・・」と募っていたのがきっかけだった。 当時、僕は結婚して一年が経った頃の27歳、彼も同じ歳で、大阪の枚方に住んでいて、仕事のルート営業の中に「奈良を担当する日」があり、毎週土曜日になると午前中で終わらせた仕事のまま、当時、僕が住んでいた大和高田市のマンションにギターを持ってやってきた。 出会う前に送ってきたデモテープの声は、とても美しく、やさしく、「徳永英明」タイプの人物像を思い浮かべていたのだが、実際会った時のギャップを思い出すと今でも笑ってしまう。

彼の元には僕の代表曲として「レールの途中」「生まれて今日まで君にたどり着くまで」が入ったデモテープが送ってあって、「レールの途中」のアドリブギターソロを聴いてえらく衝撃を受けたらしく、それまで曲には「間奏」なんて必要ないと思っていたらしい・・・そして会って2回目の音あわせの時には、あのアドリブソロを完コピしてきたのだから驚きまくった。

それから彼には、簡単な「なんちゃってペンタトニックスケール」を教えたものだから、それ以後の彼の楽曲には、僕もそう弾くであろうアドリブギターが入ることになる。
彼は声が美しく、歌が上手かった。 そして作ってくる曲のメロディも、僕が一番好きなコード進行で、コーラスの感性も似ていた。
互いの曲に互いのアレンジを加えていく作業・・・彼の曲には僕がハーモニーとギターソロ、僕の曲には彼のハーモニーとギターソロ・・・そうやってお互いが、お互いの曲を調理しあって、それまでのただの弾き語りだった楽曲が、すばらしい別の楽曲へと姿を変えていった。

ある日の土曜日、いつものようにギターを抱えた営業マンは、僕の部屋にあがるなり「また出来て~ん、これ聴いてみて~」と笑みを浮かべながらもってきたカセットテープ・・・「あなたを初めて抱きしめた夜に」・・・それは彼のオリジナル曲の中でもダントツの出来だった。
それはまさしくパッヘル・ベルの「カノン」のようだった。 そしてこの楽曲が出来たいきさつを彼は笑いながら教えてくれた。
それを知る僕には、あの歌詞のすべてが解釈できるし、「おいおい、ちょっと待てよ~」と苦笑いするいきさつは今もなお僕の胸に秘めたままである。

彼の亡骸に会いに行く途中、当時のバンドメンバーは、まるで鎮魂曲のように流れるこの曲を、車の中で聴きながら涙していた。
「Yさん、ほんまええ曲いっぱい残していかはりましたね・・・」
「あんなに冷血なひとやったのに~(笑)」
「ほんまや~こんな嘘書いて、歌ったらあかんわ~(笑)」
「でも、口ではあんなんやけど、ほんま心底やさしい人間やってんなあ・・・。」
「・・・・・・・・・・。」

この「あなたを初めて抱きしめた夜に」は、僕と彼をつなぐ心の糸だ。
彼の亡骸に向かって勝手に約束した・・・俺が歌い続けていくよと・・・
そしてたくさんの人にも知ってもらい歌ってもらうことで、彼がこの世に存在したという事実を、何年も何十年も語り継がれていけばいいなと思った。 そしてそれが唯一、僕が彼の死に至るまでの、「何か・・・」を知り得なかったことに対する、せめてもの彼への気持ちでもあり、悔しさの克服でもある。

「あなたを初めて抱きしめた夜に」

悲しい恋の歌・・・愛しても恋してはいけない・・・せつない歌。




  ※歌ってくれてありがとう・・・そっさん、そしてゾロさん。

   これからもよろしくお願いします。







棗(ナツメ)の木

2008年08月17日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
なぜ思い出したのだろう・・・? ぼ~っとパソコンのマウスで落書きをしていたら、いつのまにか幼い頃によく遊んだナツメの木を書いていた。
絵は下手なのは間違いないのだが(とはいっても、マウスで書くのは普通でも難しい・・・)斜めに描いたわけではない。 生まれ育った吉野郡大淀町の家の裏にあったナツメの木は、この絵のように斜め横になって立っていたのだから。
確か、いまは亡き僕の大好きだったお婆ちゃんの話では、幼い頃の記憶に顔だけが強烈に残ってる猛犬「ゴン」を木の根元に括り付けていて、毎日引っ張る力で、いつのまにか倒れてしまい、そのまま成長したという事だった。 
僕はよくこの木にまたがり「海賊船出発!!」とかいいながら揺らして遊んでいたのを今でも鮮明に思い出す。 
確か名前のとおり、初夏に黄色い花を咲かせ、夏に芽をつけ、秋ごろに実がなったんじゃないだろうか? その実はまた美味しくて、リンゴに近い味がした。

お婆ちゃんは、僕が16歳の7月22日に亡くなり(親父は4年後の7月22日に亡くなる)このお婆ちゃんとは、中学校に入る間際までいっしょに風呂に入っていた。 お婆ちゃんの話はとてもおもしろく、大峰山にしっぽの生えた宇宙人がいるらしい・・・とか、奇妙な話をいつも風呂の中でしてくれるもんだから、いつも一時間近く入っていて、出る頃にはのぼせて鼻血が出たこともある。  ナツメの木の側には、お婆ちゃんの耕す小さな畑があって、茄子、胡瓜、天向きトウガラシ、なんば(トウモロコシ)、柿の木、南天の木、ざくろの木、いちじくの木、金木犀の木があった。
「天向きトウガラシ」とは、「ししとう」のことで、実が反りあがって上を向いてるものが辛くておいしい・・・そしてこのトウガラシの葉を、みりんと酒と醤油だけで、水分がなくなるまで鍋で炊く、「葉とうがらし」という佃煮を、お婆ちゃんはよく作ってくれた。  それを冷たく冷蔵庫で冷やした「茶がゆ」で食べるんだけど、もう、いま書きながら思い出しただけで頬が崩れそうになる。 お婆ちゃんは「えべっさんの祭り」で売っている「す飴」が好きだった。(たぶん他の呼び名があるはず・・・)

そしていろんな事を教えてくれたなあ・・・金木犀の葉っぱを丸めて「葉笛」を教えてくれたし、「すずめのてっぽう」の吹き方、口笛もお婆ちゃんに教えてもらった。
僕は、お婆ちゃんの影響か、花を育てることが好きになり、中学校の頃は、お婆ちゃんにサルビアの花の苗を買ってきてもらって、栽培していた。 サルビアは、さし芽すれば、そこから根が出てきて、いくつでも増やすことが出来た。
サルビアの花の蜜は甘い・・・ちなみにお婆ちゃんの好きな花は「鶏頭の花」、ケイトウが正式な呼び方だろうけど、お婆ちゃんは「けとう」と呼んでいた。
ナツメの木から話がえらく反れたが、いまなんでこの木を思い出したのかが分かった気がする・・・そうか・・・お盆も過ぎたけど、そう言えば親父のことばかり思い出していたけれど、お婆ちゃんのことを忘れていたような気がする。
お婆ちゃん・・・ありがとう、なんか楽しかったこと思い出して、幸せなひと時をもらったよ。 そして、ごめんね・・・忘れてしまってて。

いい買い物をした!! 今月の一枚はこれ。

2008年08月08日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
今日も猛暑の中、求職活動のため一日中外に出ていた。
涼みがてらに入った中古CD店で、今日はとてもいい買い物をした。
あの「愛の嵐」「ハート・ブレイカー」等のビッグ・ヒットを飛ばしたパット・ベネター’93年のアルバム「虹のロックン・ロール」450円だ!!
実はこのアルバムは今日初めて聴くことになる・・・というのも’80年代の彼女の楽曲しか知らないわけで、それもLPレコードのまま何年も聴いていなかった。
ライナーノーツからすると、このアルバム当時は40歳・・・歌詞は彼女で楽曲は夫でもある二ール・ジェラルドが担当しているみたいだ。 一曲目の静かなピアノソロで「ん?CD間違ったかな?」と思わせておいて2曲目から始まるハードなギター・リフを追いかけるようにパッドのしびれるくらいカッコいいボーカルが飛び込んでくるじゃないか!! とにかくめちゃカッコいい!! 全然年老いていないというか、相変わらず「ロックン・ロールってのはね、男だけのモノじゃないのよ!」とでも言わんばかりの勢い! あの、プリテンダーズのクリッシー・ハインドも迫力あるが、いやいや、忘れてましたな~パット・ベネターの存在を・・・。

画像はYouTubeから、パット・ベネターのメドレーを見つけたので貼り付けておいた。


久しぶりの 天政 だったはずが・・・。

2008年08月04日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
今日は理由あって一日中、難波と心斎橋付近を歩いていた。
財布が寒い状態なので、楽器店や東急ハンズ、中古CD店等を巡るがすべて「見るだけ~」だったが、昼飯代だけはちゃんと確保しているところが自分でも図々しく思った。(苦笑) 難波に来たら必ずと言っていいほど立ち寄るのが、安くて上手い!立ち食いうどんの「天政」だ。 あのカレーで有名な「自由件」やビッグカメラ(昔のプランタンなんば)の並び・・・パチンコ四海楼(昔はパチンコおくちょう だったはず・・・)の向かいにある店。 立ち食いといっても、ちゃんと椅子があって、確か「かけうどん」が190円で、「きつねうどん」が230円くらいだったと思う・・・これがまた出汁が少し濃いめで上手い!! これに「かやくご飯」を頼めばもう最高なのだ!! 
心斎橋の三木楽器を出た頃に、僕の頭の中と舌先は「天政」を求めていた・・・はずだった??? 

グリコの看板の見える恵比寿橋に向かって歩いている途中・・・ランチタイム「食べ放題890円」と書かれた回転寿司屋の看板に目が止まってしまったのだ! Ryugu tei と書かれたキングギドラの首そっくりの龍が、カニ道楽、エビ道楽に負けてたまるか状態の店。
さっきまでの頭と舌先が「天政」状態はどこへやら・・・レジで先払いで890円・・・案内されたカウンターで、俺は食べ放題の寿司を食べ放題・・・のつもりだったが・・・15皿で限界・・・(><) 別に大して美味しくもなく、ただ腹ぱんぱんの自分を悔やみながら店を出た。
これじゃあ、いくら歩きまわっても、なかなか腹中は空きそうになく、仕方なしに「天政」存続確認だけ写真のとおり行ってきたのであった。(--;

もうひとつの汗

2008年08月03日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
「日常」っていうやつが、本当は大敵なんだ。

誰もがそう、日々の暮らしの中で起こる出来事で精一杯で、これから起こりうる危

険なんかに関心を示す余裕などないんだ。

ここ最近、地震が続く・・・広島・長崎のイメージに反して、海岸沿いに建設され

た悪魔の城は、きっと地盤が傾いて亀裂が生じても、国ぐるみの隠ぺい工作で、我

々には真の情報などくるはずがなく、知らないうちに我々は死んでいくのだろう。

匂いもなければ、色も形もない恐怖・・・。

いま一番恐ろしい問題であるはずなのに、マスコミすら操作されて真相を知らされ

ていない恐怖感を、毎年この時期になるといつも以上に思わずにいられない。

興味深いサイトを見つけた・・・興味あれば・・・というか、是非見て欲しい。

http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html#page2


動画は「僕と彼女と週末に」・・・そう、浜田省吾のあの曲を桜井くんが歌ってる。





ボン・ジョヴィ > アール・クルー

2008年08月01日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
海を見るために、真夜中の山越えドライヴ。
BGMは彼女の好きなボン・ジョヴィ「クロスロード」
いつのまにか眠ってしまった彼女に気づかれないよう、そっと換えたCDはアール・クルー。
エンジンとタイヤの音に消される繊細なギターの音色・・・でも耳が疲れてたからね。
「も~う、ボン・ジョヴィがいいの~!!」
      
    なんや・・・起きてたんかいな(--;