さざえのつぶやき

音楽活動を中心に、日頃の思ったこと感じたことを日記のように綴っていこうと思います。

故母の二七日(ふたなのか)が過ぎました。

2011年04月25日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
早いもんです、あれから二週間が経ちました。
昨日は二七日・・・あの世では天国に行くまでに七日毎の裁判が行われるらしいですね。 裁判官は菩薩や仏さまが姿を変えて行うとのこと・・・僕なんかあの世でも裁きを受けまくりそうです。

あの世で審理を受けている故人の霊に応援をおくるのが、この七日毎のおつとめのようです。 ま、冥福をお祈りするということに変わりないのですが、仏教の世界も宗派によって様々な解釈があっておもしろいです。

今朝、無性に母のお骨を抱きかかえたくなって、少しの間腕の中で抱いていました。
「おかん、兄妹の事は心配せんでええからな・・・みんなまた忙しく毎日を暮らしとるから・・・」「ゆっくり歩いて、親父のとこへ行けよ・・・」そう話しながら。

生きてる時には、きつくあたっては、ここでは書けない酷い言葉も浴びせた事もありました。 本人がいちばんしんどかったろうに、仕事の合間を縫っての介護に疲れきってたせいか、時々、憎しみを感じることもありました。

僕の名前は、死んだ親父のお父さん・・・ぼくの爺さんがつけたらしく、「親孝行する息子になるように」と「孝」とつけたとの事。 
果たして僕はどうだったんだろうか? 親孝行ってどこまでの事をすれば、そう言えるのだろうか? そんなことばかり考える毎日。

大きなイビキをかいて、大きな寝言を言っては、俺に「うるさい!」と怒りに入ってた母の部屋も、いまは静かに線香の香りと、仏壇の灯りだけ・・・。
本当に居ないんだよな・・・と、別にいまさら死を受け入れていないわけでもないが、不思議な気持ちが続いています。

四十九日の満中陰までは、何かと少しづつ用意しなければならない事があり、きっとすべてが終わった後で、すべてを把握するというか、寂しさが襲ってくるような気がします。 至って僕は毎日元気ですからご心配なく・・・暖かいみなさんからの言葉のおかげです。



難しく考えないように・・・します。(--;

2011年04月22日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
実は昨日、4度目のmixi登録をした。

「本当の出会い」「人とのつき合い」について、考えすぎるほど考え込んで、どんどん自分のやっていることに疑問を抱いてしまって・・・といういつものパターンが原因で、つい最近またもや脱会したくせにまた登録してしまった。

mixiを通じて、日記の更新をチェックしてる仲間にとっては、どうも不便らしいのと、情報を流すにはやはり、mixiは便利なツールであることは、自分も認めざる得ない・・・なので今回は、難しく考えないように・・・します。(--;
これを読んでくださってるみなさん・・・またチョコチョコしますが、ごめんなさい。

ご心配おかけしました。

2011年04月12日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
ブログを書くことで気を紛らわせていたつもりが、どうやらみなさんに余計な気遣いと心配をおかけしてしまったみたいで、どうもすみませんでした。


本日、無事葬儀を終えることが出来ました。
親戚縁者を会館からお見送りした後、小さな箱に入った母を助手席に家に帰りました。
仏壇の前で葬儀の会計をしていると、1階から外へご飯食べに行くからとの声・・・そう、今日はめでたい長女の高校入学式でもあったのです。

明日はもう一日仕事を休ませてもらって、母親の居た部屋の片付け。

今、少しずつ寂しくなってきました。

荷が降りた気分とはちがう、何か心に穴が空いてしまったような寂しさが。




今夜はこのまま…

2011年04月10日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
母親の様態が急変し、酸素マスクを付けたので、夕方から病院へかけつけた。 肝硬変から来る肝性脳症で、この五年間、七回目の入院だがさすがに今回は厳しい様子。 何をもって親孝行したとか出来なかったと言うのか、苦しむ親の側で、動かしてしまう管の付いた手足を布団に収めたり、口元を拭いてやることしか出来ない自分にずっと問い続けている。 今夜はこのまま付き添いながら夜を明かそう…25年前のように、そこから逃げ出さないように…

立ち読み

2011年04月06日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
母親の入院する病院の帰り、立ち寄った本屋での立ち読み。

手に取った詩集の中に、こんな作品があった。



  『花』  工藤直子

 わたしはわたしの人生から出ていくことはできない

 ならばここに花を植えよう






少しだけ救われた気持ちになった・・・

立ち読みもたまにはいいものだ。