今夜の月がどんなふうだか、まだ観てもいないのにこのタイトルを付けたのは、今日、出張から帰ってきた社長から頂いたお土産が、僕の好きな中原中也の詩集だったから。
中也の世界に引き込まれてしまい、数年前、山口県湯田温泉にあった西村屋という旅館に宿をとり、一泊二日の旅をした。 この西村屋、実は中也が結婚した時、披露宴に使ったという部屋があることで有名だったが、経営状態が悪化したため倒産、現在はなくなってしまってるようだ。 確かに数年前に泊った時の印象は、とにかく古い、ロビーもそれほどキレイではなく、まあ、ビジネス旅館的な感じで、浴場も家族風呂のような小さいスペースだったから、「中也ゆかりの・・・」がなければ、わざわざここに宿を取ることはなかったかな。
中也の詩は、学校の教科書なんかでも紹介されてたりして、「サーカス」に出てくる「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよーん」という空中ブランコを表現する擬態語は有名じゃないだろうか? 僕は何かの本で目にとまった、「月夜の浜辺」という詩が好きで、そこから中也という人物に興味を持ち、詩集やビデオを観ては一時期ハマってしまった。 ハマる・・・という表現は、彼に大変失礼なのかも知れないが、彼の暗い部分が多かった短い人生を知れば知るほど、中原中也という人物に引き込まれてしまうのだ。 勘当、悲恋、兄弟の死、ふたりの実子の死、生家の焼失・・・そして30歳という短命。 そんな短い人生の中で書かれた彼の作品には、静かな叫びがあり、読む者の心を揺さぶるのだ。
僕が弾き語るオリジナルソングにも、実は、中也の詩に影響を受けた一節をほんのチョコっとだけ使わせてもらってるのだが、まあ、中也ファンにしかわからないだろうなぁ(苦笑)
社長に感謝して、明日からまた仕事に励もう。
中也の世界に引き込まれてしまい、数年前、山口県湯田温泉にあった西村屋という旅館に宿をとり、一泊二日の旅をした。 この西村屋、実は中也が結婚した時、披露宴に使ったという部屋があることで有名だったが、経営状態が悪化したため倒産、現在はなくなってしまってるようだ。 確かに数年前に泊った時の印象は、とにかく古い、ロビーもそれほどキレイではなく、まあ、ビジネス旅館的な感じで、浴場も家族風呂のような小さいスペースだったから、「中也ゆかりの・・・」がなければ、わざわざここに宿を取ることはなかったかな。
中也の詩は、学校の教科書なんかでも紹介されてたりして、「サーカス」に出てくる「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよーん」という空中ブランコを表現する擬態語は有名じゃないだろうか? 僕は何かの本で目にとまった、「月夜の浜辺」という詩が好きで、そこから中也という人物に興味を持ち、詩集やビデオを観ては一時期ハマってしまった。 ハマる・・・という表現は、彼に大変失礼なのかも知れないが、彼の暗い部分が多かった短い人生を知れば知るほど、中原中也という人物に引き込まれてしまうのだ。 勘当、悲恋、兄弟の死、ふたりの実子の死、生家の焼失・・・そして30歳という短命。 そんな短い人生の中で書かれた彼の作品には、静かな叫びがあり、読む者の心を揺さぶるのだ。
僕が弾き語るオリジナルソングにも、実は、中也の詩に影響を受けた一節をほんのチョコっとだけ使わせてもらってるのだが、まあ、中也ファンにしかわからないだろうなぁ(苦笑)
社長に感謝して、明日からまた仕事に励もう。