さざえのつぶやき

音楽活動を中心に、日頃の思ったこと感じたことを日記のように綴っていこうと思います。

愛しい欠片

2018年06月10日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
1983年8月14日(当時17歳)から1984年12月3日までの日記と、1982年3月20日(当時16歳)から1988年9月12日までのPFまみごん宛の文通。



まみごんこと真祐美とは3年前の1月に何十年ぶりかに再会して、その時、お互いの保管してあった文通を差し替え持って帰ってきた。
それがこのファイルされたものだが、まあ今読んで自分で赤面、書かれてることは当時の恋愛相談、僕がTULIPを教え彼女が浜田省吾を教えてくれたりの音楽話、たわいもない学校生活、部活の話。
日記も同じく、まみごんのこと、部活の事、卒業して社会人になりたての苦悩、数々の失恋話、自動車教習所の話・・・まあ、こんなこと書くと、読んだ方は俺の事を「なんと少女趣味な」ともしかして気持ち悪いなぁって思われるかもね。
いまのこの風貌、活動ぶりからは想像できない人物かも知れない、いや、そうだと思う・・・自分が一番その変貌ぶりに驚いている。

発明を夢見た頃、小説を書きたかった頃、絵本を書きたかった頃、プロのミュージシャンになりたかった頃、その各時代にいた俺は、いまのこの姿をこれっぽっちでも想像出来ただろうか?
過去にしがみついてるとまでは自覚していないけど、過去を捨てずにいる自分、いや捨てる必要はないと答えも出したけど、その頃の書き物をこうして残してあって、何かの拍子に読み返してしまうと、あの頃の色が匂いが音がよみがえる。
そして、せつなさの後には、その過去の集大成が今の自分であり、自分を形成しているその欠片ひとうひとつがとても愛おしく思い、大きな粒の涙がこぼれ落ちたんだ。