出会い

最近の「出会い」は間違っているように思う・・・。

僕はmixiを使っている。　だけど過去に２回脱会経験もある・・・それは、この「出会い」について、疑問を抱き出した結果のことだった。

いまや、インターネット料金は光熱費の一部とされ、ごくあたりまえのように生活の一部になってしまっている。　そんな中、簡単に人と人とが出会い、簡単に人と人とが交渉事を起こすのだ。　疎遠だった友達を、何かの検索をかけて見つけ出し再会できたり、相手が望む望まない関係なしに、その出会いは仕掛けられてしまうのだ。　それって、「出会い」？

本当の出会いって、結果的に必然的であっても、偶然、道でばったり出会ったりとか、たまたま知らないもの同士の何かの集まりで、気があって友達や恋愛相手になったりとか、そういうのが本来の「出会い」だったんじゃないのかなあ・・・。
そんなことを、実は今でも度々考えてしまって、自分が一番はまってるインターネットを非常に危険な行為に思ってしまう。　それでも、自分の音楽ライフには、大変役に立ってることも事実であって、みんなが今、何を考え、何をしようとしているのかを、この情報化社会の中では、スピーディーに察知していかなければ、置いてきぼりにされてしまうのだから困ったものである。　　ただ、安易に出会いを考えたくない・・・だから、僕のmixiに登録している通称マイミクは、すべての方が、実際に会った事のある人、もしくはこれから会おうとしている人しかいない。　それを自分なりのルールとしている。

僕が自分のライブで伝え続けてるテーマも「出会い」。
相棒の急死によって気づかされた、大切な出会い・・・水田達巳氏との素晴らしい出会い、
そして、今の自分を支え、いつも助けてくれる音楽仲間との出会い。
だからこそ、ライブは僕にとって、感謝の意を表す場所でもあり、自分をさらけ出す場所でもあるのだけれど・・・。

やっぱり簡単に出会ってほしくない。
人と人との出会いは、人が操作することではないように思うのだが・・・。




　　　　　　　「分岐点」　　作詞・作曲：ながたたかし

　　たとえば　今目の前にいるひとの　となりに座ることで　
　　もしかして僕の人生は　大きく変わるのかも知れない

　　たとえば　明日仕事休んで　どこかの街を歩くことで
　　もしかして僕の人生は　大きく変わるのかもしれない

　　いつも僕の目の前にある　いくつもの分岐点
　　人の出会いも　いろんな出来事も　僕がふったサイコロ　丁か半

　　ある人は今の暮らしを嘆いて　ある人は今の暮らしを喜ぶ
　　ある人はすべてを他人のせいにして　ある人はすべてを自分のせいにする
　　ひとのすることは良く見えて　自分のすることは滑稽に思う
　　だけど人生は　自分のものであって　ひとのためだと言うのはちょいとおこがましい

　　いつも君の目の前にある　いくつもの分岐点
　　人の出会いも　いろんな出来事も　君がふったサイコロ　丁か半

こうして今日ここで　しょうもない僕の歌を聴くことで
　　もしかして　みなさんの人生が　チョッとだけ変わるのかもしれないｗ
　　ほらほら　見えてきませんか？　目の前にいくつもの分岐点
　　進路変更　直進も　みなさんの勝手なんだから

　　いつも君の目の前にある　いくつもの分岐点
　　人の出会いも　いろんな出来事も　君がふったサイコロ　丁か半　　

　　いつも僕の目の前にある　いくつもの分岐点
　　人の出会いも　いろんな出来事も　僕がふったサイコロ　丁か半