TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

エビドリア

2019年09月09日 | ひとりごと

昨日のお昼ごはんはエビドリアをいただきました。サラダつきで水出しのアイスコーヒーも一緒にいただきました。2時半ごろの遅いお昼ごはんになりました。

昨日は、叔父宅に出向き、司法書士の方と話を2時間半ほど伺いました。説明を受けて聞いていただけでもどっと疲れ果ててしまいました。帰り際、いただいたお昼ごはんは美味しかったので、それで、やっとしんどかった気分が少し和らぎました。書類を書いたり、これからしないといけないこともいろいろあって、大変そうなことも多そうですが、なんとかなるだろうと考えて少しずつでも前に進んで行けたらいいなあと思っておきたいです。

 

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マイ・ブックショップ

2019年09月09日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観た映画1本目は、『マイ・ブックショップ』でした。冒頭と最後に出てきていたナレーターの言葉がこの映画の主題をうまく表していたかのようで一番印象に残りました。この映画は、フィッツジェラルド原作の映画化作品です。1950年代後半のイギリスの港町を舞台に、戦争で夫を亡くした女性フローレンスが夫との夢でもあった書店を町にオープンし、その夢を実現し、経営していく姿が描かれていました。フローレンスが経営する書店の建物であるオールドハウスは、以前から芸術センターにしたいと町の有力者の夫人である、ガマート夫人が考えていた建物だったのが問題で、お金と権力を持ったガマート夫人の嫌がらせや圧力に耐えながら書店の経営をしないといけないという困難がフローレンスに常に経ちはざかるようになります。そういった状況をなんとか乗り越えようと、彼女が愛する本を読者に届けたいとひたむきに一生懸命頑張る姿に思わず応援したくなるような映画、また、彼女の熱意と勇気と本当の優しさが光っていた映画でもありました。彼女が経営する書店の初めてのお客さんになった読書好きの老紳士ブランディッシュ氏と本を通して培ってきた絆や、彼女の書店で手伝っていた少女クリスティーンに引き継がれたフローレンスの熱意が細やかに穏やかに描かれていて好感が持てました。フローレンスの書店を追い込んでいく町の有力者のガマート夫人が、弁護士の甥から優しいと言われるシーンがありました。また、フローレンスが雇っていた少女クリスティーンからフローレンスが優しすぎると言われていたシーンがありました。この映画では、見せかけの優しさと見せかけでない優しさが対峙され描かれていたように思いました。本当の優しさはその優しさを受けた人しかわからないような淡いけれど永遠の光を放つような確固としたものがあるということをこの映画ではきちっと表現されていたように思います。独りよがりで表面的な優しさと相手のことを心底思いやる優しさの違いを通して、人としてどのように生きて行くのが好ましいかということを暗に問いかけていたようにも私は感じました。ブラッドベリの「たんぽぽのお酒」が書店に届いたときに、その本を読みたいと注文していた人がもういないということを嘆き悲しみ、フローレンスが流した涙が美しくて純粋だったことが彼女の本物の優しさを持つ女性と証明していました。最後のシーンは悲しいのですが、フローレンスの誰に対しても同じように投げ掛けていた優しさが受け継がれていくシーンは悲しさを通り越したものを示してくれていたかのようでした。

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